2016/02/23、火曜日
先週Redditで、私はObsidian Entertainmentの助けを得てまもなく登場するPathfinder Adventuresゲームのことを、Pathfinder Adventure Card Gameデザイン・チームにほのめかした。まだ聞いたことがなければ、これはPathfinder Adventure Card Gameのデジタル版だが、全く新しい付加機能を備えている。
だから、この素晴らしい物がどんな感じかをキミに伝えさせてほしい。まず、手がかりだ。Chad、Vic、そして私はリーダーNathan Davis、デザイナーDave Williams、ユーザー・インターフェイス・デザイナーAndre Nguyen、アーティストLindsey Laneyによる、一年半近くかけたプロジェクトについて、メールと電話を交わしてきた。彼らは信じられないソーサラーさ。紙で作って動かそうとしてきたものを、デジタル世界でより良い形にしてみせたんだ。
セットアップとバラす時間は全てなくなった。ボックスに入るカード数の制限もなくなったから、ゲーム部屋のかさばるものに合う新しいKallaxesを手に入れる必要もないからイケアに行く必要もなくなった。価値ある恩恵としては劇的な変更のbane、そしてAndreの素晴らしいアニメーションだ。Rise of the Runelordsは再び新しい物になったと感じる。
君が気に入るだろうスクリーンショットがこちら。以下はAdventure Path用の地図だ。サンドポイントの南にあるチェックマークの付いた星は、Bシナリオをクリアしたことを意味していて、北にある煌く星はサンドポイント自身のシナリオ1に向かえることを意味している。
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カモに矢を放て。絶対に安全だ。
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それぞれのシナリオでは、君は訪れる必要のある場所全てが載った地図を見ることができる。例えば以下に示すBrigandoom!のマップなど。その場所に行けば、Lindseyの手による新しいイラストが見られるだろう。例えば、これはCity Gateのように見える。
最後の人が入ったら、落とし格子を閉めるぞ!
デジタル世界用のデザイン
デジタル世界は時に卓上とは異なる要請を持つ。だからこのゲームの多くの要素を再構築した。例えば、これがSajan's Drunken Masterのロールだ。
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否決されたパワー名:「Buy Selinker a Mai Tai」 |
Sajanはチェックボックスと親和性の高いネームド・パワーを持っていたと思うかもしれない。物理的なカードゲームでそうしなかったのは、プレイヤーの領域に過去から続く推察が生み出されるからだ、と説明した。すでに最もテキストが多いカード用に、題字なスペースを準備しているとも。しかしObsidianは、ゲーム中これらのパワーを最も短くするように求めてきた。だからTanisはそれらのパワーの名前全てについて妙案を出し、VicとRPGチームはこれらでプレイした。そしてじゃじゃーん。Runelordsのパワー全ては――ほとんどチェックボックスのない――名前を得た。
時々、彼らは解決する必要がある難しい問題を提示してくる。例えば、先週私達は多くの時間をダガーとダガー系をどう機能させるかを――再び――計算することに費やした。知らない人のために言うと、ダガーカードのテキストはこうだ「他の武器をプレイする際、君はこのカードを捨て、戦闘判定に1d4を加えることができる。」私達にとっては、シンプルだ。グレートソードをプレイして、ダガーを捨てて、そう、+1d4だ。
Obsidianにとってはそんなにシンプルではなかった。最初の武器もダガーだった場合は? というのが彼らの疑問だった。その場合君はこうすることができる。
- 最初のダガーを公開する
- 二つ目のダガーを捨てる
- 捨てようとしている二つ目は「他の武器をプレイした」ので一つ目も捨てられる。
わかると思うけど、これは私にとってはかなり細かい話だ。カード2枚を捨てて+2d4がほしいならそうすればいい。このカードを持つ人はカードを裏返して「私はこのダガーをプレイしようとしている」といううのだから、道理にかなう。
でもObsidianのゲームでは君はカードをクリックして起動したり抑制したりする。だから最初のダガーをクリックして公開し、それから二つ目のダガーをクリックして廃棄して、それから最初のダガーをクリックして…二つ目を待つ。最初のダガーはすでにクリック済みだ。だから君はそれをもう一度クリックして…最初のダガーは抑制されているぞ? まずい話だ。
だからメスを振るうことにした。幾つもの失敗で始めた後、我らがKeithは以下の新しい文言を添えた。「戦闘判定の際に別の武器をプレイする際、君はこのカードを破棄して1d4を加えてもよい。」ここでは「戦闘判定の際に」という文言を見てほしい。戦闘判定用の技能をセットするカードをプレイするステップがある。ここでは1つしかカードを出せない――この場合、最初に見せたダガー――。だから、二つ目のダガーをプレイした後に、最初のものをプレイすることはできない。Rise of the Runelordsから最新のGunslinger Class Deckまで、この変更はおおよそ36のカードに影響を与える。だから物理的なカードゲームにエラッタを当てるのは痛みを伴うし意味がない。だからデジタルゲームでは、ちょっと違う動きになるというわけだ。そして、なんだって良くすることができる。
いや、これを見てくれ。なんだってすごいものになる。
こんなふうに。これはびっくりだ。
この処理の中で、Nathanは私にチュートリアル・シナリオを依頼してきた。私は「おいおい、それが何か思いつかないよ。だから一つ書いてくれ」とかなんとか言った。
見てくれ。デジタルゲームでは、32ページのルールブックからゲームを学ぶ必要はない。代わりに、ゲーム自身からゲームの遊び方を学べるのだ。でもそれが機能するようにするため、特定のデジタルゲーム用に調整されたプレイ・シーケンスが必要になる。Nathanにチュートリアルを作るよう無理強いしたから、私がBrigandoom!用に作ったものを見ることになるだろう。KyraとMerisielが1~3人の野盗を打ち負かすだけを想像したから、レースに行ってくる。
そしてお披露目だ。
アメイコ:「動かないで、オリク。この盾をあなたの顔の前に置くまで」
ああその通り。アメイコ・カイジツとオリク・ヴァンキャスターキンだ――それぞれ、Runelordsセットに入っている仲間と部下――。彼らはチュートリアルにおけるキャラクターというわけ。オリクは自分の特別の盾などを手にする。回りにいると楽しい奴らだ。チュートリアルでNathanが作ったやり取りを見ていこう。
オリク:真っ赤な馬悪魔! 化物宗教なんて嫌いだ!
アメイコ:ふう。思ってたよりずっと馬ね!
彼らが戦っていると想像できるだろう。賭けてもいい。チュートリアルでね。チュートリアル。健闘を祈る。
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“不満屋”Maesterでさえも心配している! |
とにかく、見て分かるように、素晴らしいものになるだろう。でも私の言葉を額面通りに受け取る必要はない…ObsidianはPathfinder Adventures Twitchを今週金曜2/26の太平洋時間午後4時に放送する。
twitch.tv/obsidianをチェックだ!
来月このゲームから目を離さないように。iPadやAndroidタブレットが唸るには、もうしばらくかかるだろう。
Mike Selinker
Adventure Card Game Lead Designer
Pathfinder Adventures—Maybe the Coolest Collection of Ones and Zeros Ever
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5liiy?Pathfinder-AdventuresMaybe-the-Coolest