2011年6月9日木曜日

戦技の外側 / Outmaneuvered

2011/6/7 木曜日

PaizoConの準備の真っただ中でさえ、デザイン・スタッフは掲示板に書かれていたり、実際のゲームの間に言われたり、私たちがアーキタイプやモンスターの最後の仕上げを終えようとしているときに頭にふと浮かんできたりした、おかしいほどちょっとしたルールの質問を本当に愛している。

Houstonで行なわれたComicpaloozaから帰ってきた時、私はプレイヤー達との語らいの中やゲーム中に浮かんできたもの、そして私が孵ってきた時に経験を共有する中で生まれた、いくつかの質問を抱えていた。ああ、罰されないのはいい習慣ではない。私の経験を共有している只中に、Jasonは私たちがDesign Tuesday blogを必要としていることを速やかに指摘した。さて、みんなが興味のある内容に関連した、質問と回答を見ていくことにしよう――戦技だ! 今日はいくつかの急を要するものについて説明していくことにする。来週にはもっと多くの指摘事項について伝えることができるだろう。

質問:伏せ状態から立ち上がることは機会攻撃を誘発します。私はあるクリーチャーに対して機会攻撃を使用して足払いを試みることができます。私は目標を地面に転倒させ続けるために足払いの戦技を使用できるのでしょうか?

一言でいえば、No。この質問は人々が私に質問する会合において、もっとも一般的な戦技に関する質問である。私はゲーム中にこの用法を人々に試してみたことがあり、私はみんなが質問する理由を理解することができた。戦術上、これはかなり強力に見えるのだ。あまりにも強力すぎる。そしてあるクリーチャーが起き上がろうとして機会攻撃を誘発した際、そこには現在進行中という微妙なタイミングが存在するというのが回答の理由である。

立ちあがろうとしたことにより機会攻撃が誘発されるとき、そのクリーチャーはいまだ伏せ状態であり、機会攻撃はそれを誘発したアクションに割り込む。この場合、そのクリーチャーは機会攻撃が誘発されたときには依然として伏せ状態なのだから、あなたは伏せ状態のクリーチャーを転倒させることはできない。だってすでに伏せ状態なのだ。

さてさて、君たち足払いモンキーはみなそこから離れたまえ、そんなに大げさにいら立つものじゃない。君が望むものに似た効果を得ようとするのなら、より高いアクション・コストを支払う必要があるだけだ。待機アクションを使いなさい。そのアクションのトリガーを"そのクリーチャーが伏せ状態から立ち上がった後"とか似たようなものにするだけだ。ああそうとも、これは魅力的ではない(そしてタダでもない)。だが君が狡猾なモンスターに損害を被らない方法を見つけたのだと私は信じている。

質問:目標に組みついているクリーチャーは通常、目標を押さえつけた状態にするために2回の戦技判定を行なう必要があります(1回は組みつくため、そして2回目は押さえつけるため)。もしあなたが押さえつけられた状態なら、あなたは脱出するために2回の判定(1回目は組みつきから、そして2回目は押さえつけから)に成功する必要があるのでしょうか?

この質問に対する回答もまたNoだ。あるクリーチャーが押さえつけられた状態になるとき、それは組みつき状態のより厳しいバージョンを得たと見なし、(押さえつけられた状態の説明にあるように)この2つの状態は累積しない。このことは組みつき状態と押さえつけられた状態のペナルティの両方を被ることはないということを意味するが、このことはまた、押さえつけられた状態が組みつき状態を凌駕することも意味する。これらは組み合わさらない。この理由のために、あなたは1回の戦技判定もしくは〈脱出術〉判定に成功すれば、組みつき状態にせよ押さえつけられた状態にせよ脱出することができる。

Stephen Radney-MacFarland
Pathfinder RPG Designer

0 件のコメント:

コメントを投稿