2014/10/20 月曜日
今月初めにも述べたように、おおよそ三ヶ月前、私は公開募集の提出物に本当に飛び込み、制作物についてのフィードバックを作者に返信し始めた。山はまだ半分以上残っているが、今のところ本当に生産的な日々だ。公開募集の作者達はほんの数ヶ月でシナリオの表紙を示してくれている! みんなの多くが今提出物にとりかかっていることと思う。だから頻繁に送っている忠告と一言について、みんなにお伝えしておこう。
規模:クエスト / Questは素早く、2,000語以下に制限された独立したシナリオだ。クエストの概要をまとめ執筆する際にはこのことを忘れないように。この短い形式に、1シナリオもしくはモジュール規模のアイデアをどうにかねじ込もうという誘惑を受けることもあるだろうけど。普通、最上のクエストは戦闘遭遇1つとちょっとした非戦闘遭遇1つがあるというものだ。戦闘遭遇2つを何とか嵌めこむというやり方もある。クエストに戦闘3つを混ぜ込んだものを見ると、背景や場所の説明、その他重要な説明が膨大すぎることがしばしばだ。
「続く」ではなく、クエストできちんとした終りを迎えるのはもちろん重要な事だ。時に連続小説のような長いシナリオ群もある。けれど提出して欲しいのは、プレイヤーがハイタッチして勝利したことを知るようなもので、心配して物語の表層を何とかかきむしっているような感覚を与えることじゃない。
組織:別のPaizoシナリオの後に、必ず君は提出物の組織全てを形作るのだということをお忘れなく。Ambush in Absalomは適切な場所に重要な要素をすべて収める際の、素晴らしいさんこうとなっている。そこにはSummary、Getting Started、Conclusionといった章がある。遭遇のどこにCreatures項があるだろうか? Development項に、部屋の説明以外の情報にどんな情報が掲載されているだろう? 作者が習得し実演すればするほど、この制作物をより簡単に作り、使用することができるようになる。
レベル帯:Pathfinder Societyシナリオは2つの異なるレベル帯(例:1~2および4~5)でプレイできるよう、レベル帯システムを用いている。初期の数シナリオを除いて、このようなシナリオのレベル帯は3レベル離れている。だから、遭遇をデザインする際、重要なのは2つのレベル帯の脅威度も3離れていないといけないってこと。つまり、低いレベル帯が脅威度3の遭遇となるなら、高いレベル帯では(脅威度5や7ではなく)脅威度6の遭遇でないといけない。
プレイヤー達をお忘れなく:物語と遭遇を作成する際、観客とゲーム形式のことを心に留めておこう。Pathfinder Questは経験のあるプレイヤー集団なら成功しうるものになっていなければならない。だからPCが1~2ラウンドで倒されそうな、本当に強力な戦闘を織り込むのは避けるだろう。特にレベル帯1~2では真実と言っていい。このレベルでは、一打ごとの[PCのヒット・ポイントの平均]の平均を与える低脅威度のクリーチャーがほんとうに有効に機能するよう、脅威度システムを活用できる。Bestiaryの291ページのTable 1-1は、NPCが妥当性のある試練になるかどうかを判断する素晴らしい資料となっている。
関連することとして、プレイヤーはその想像力にのみ制限を受けた、物語上の代理人であることを覚えておこう。シーンを邪魔することのないビデオゲームにいる存在と異なり、PC達はモノローグに割り込み、悪役が卑劣な行為をしようとすると介入する能力がある。シナリオで場面をカットするシーンを書いてもうまくいくことはほとんど無い。クエストで登場させてはならない。
文体と流行:Paizoのシナリオは未来時制、受け身表現、二人称を避ける傾向がある。会話やちょっとした状況で出てくるのは例外だけど。自分が書くものに「君 / you」が用いられていることに気づいたり、「~となるだろう / will」がそれを受ける表現やセーヴィング・スローの種別無く記載されていることが分かったら、再考したほうがきっといいだろうね。
提出物の再検討:提出物は君の執筆とシナリオデザイン能力を反映したものだ。大声で作品を読み上げたり友達に読んでもらったりすれば、多くの間違いを見つけることができるだろう。そうすれば文法的なことで妨害されることもなくなり、読み手を君の創造性で驚かせるのもずっと簡単になる。
もう一度。こんなに多くの提出物を見ることが出来てワクワクしている。このアドバイスがみんなの多くが目を引くシナリオを作る助けになればと願っている。ガンガン持ってきてほしい。
John Compton
Developer
Open Call Thoughts
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lgm6?Open-Call-Thoughts
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