2012年5月23日水曜日

大会議への紹介

2012/05/21 月曜日


 Pathfinder Societyではいつも面白い出来事が起こっている。例えば、このゴラリオン中のパスファインダー達に送られたこのメッセージを見てみよう…


 パスファインダーよ、

アマラ・リー――ランターン・ロッジの指導者
 君が仕事をしているかどうかに関わらず、このメッセージが届く時にあなたが健やかであるよう願っています。 
 今年は勝利にも等しい多くの苦難に耐え忍んでいます。我々が"紅玉不死鳥杯 / Ruby Phoenix Tournament"で獲得したものは報いられずに終わるというわけではなかったのですが、それでも尚、あなたのようなエージェントは我々の利益の結果として危険な旅に出ています。このような作戦が終わりに向かうように、新年をPathfinder Societyに直面する新しい機会や挑戦だと、我々は捉えています。 
 グァリル・カレラ――スクザルニ・派閥リーダー
 現在準備中ですが、我々は最も価値あるエージェントであるあなたを、今年の"大会議 / Grand Convocation"に招待します。アブサロムのグランド・ロッジの地下で行われる際、あなたは我々の今年の集会で起こった全てを知らねばなりません。こここそがエージェントが自らがなした偉業の話を交換する場所です。そして彼らが力や知識、狡猾さによる業績に参加したり、冒険的試みを始めたり特別な作戦に参加することもあります。 
 "大会議"は公に知れ渡っているわけではありませんが、アブサロムでの最近の進捗状況が通知されることも願っています。尊敬されているブラクロス家の一員であるミシェリア・ブラクロスが、アンドーランのコルソン・マルドリス少佐との婚姻を求めました。あなたもおそらく気付いているでしょうが、Pathfinder Societyの一員ではないものの、マルドリス少佐は多くのパスファインダーのスポンサーであり、我々の組織のすばらしい協力者でもあります。面倒なことに、少佐はミシェリアの申し出を断るつもりです。要求されることでその名前と格を諦めることを好ましく思っていないのです。
 マルドリス少佐の行動はブラクロス家と我々との関係にまずい結果をもたらすことになります。10人委員会はこの断絶を修復しなければならないという見解で一致し、ブラクロス家を今年の大集会に招待するという変わった一手を打つことにしました。あなたのようなパスファインダーが今年の集会に参加し、Pathfinder Societyがこの一時的な災害により分かたれた組織とブラクロス家との絆を修復する手助けをすることを期待しています。 
 いつもと変わらぬ、あなたのたゆまぬ努力は高く評価されています。 
Venture-Captain アンブラス・ヴァルシン
グランド・ロッジ、アブサロム



 他の派閥がすでにブラクロス家の申し出に対するマルドリス少佐の拒絶を利用しようとしていることは明白だ。だからPaizoConとPaizoCon UK(イギリス)の双方を記憶に留めるべく、"大集会"の準備を始めているところなのだ!

 もしこのイベントの参加に興味があるなら、PaizoCon 2012かPaizoCon UK 2012に参加登録をしてほしい! 参加登録は直に始まり、以下に示すイベントとすべての情報を予定期日までにパスファインダーたち(出席するものも仕事で休むものも)管理しておこうと考えている。

 パスファインダー達が今年の集会に関係する背景全てを調査したいなら、奇妙な猿の偶像の効果(リンク:Pathfinder Society Scenario #5: "ムワンギの霧 / Mists of Mwangi")、天文学者が残した古代の呪い(リンク:Pathfinder Society Scenario #3-07: "監視されたもののこだま / Echoes of the Overwatched")、契約が重要だった理由(リンク:Pathfinder Society Scenario #2-11: "半影協定 / The Penumbral Accords")を読み解くのが最良の方法だろう。

 つまりまとめると:

 "大集会"は世界中から最高のパスファインダーたちがPathfinder Societyにより招かれる、毎年恒例の集会である。アブサロムにあるグランド・ロッジの地下で行われるこの集会は、パスファインダーが会合を通して自分の体験を交換し、そして彼らが力や知識、狡猾さによる業績に参加したり、冒険的試みを始めたり特別な作戦に参加することもある。ことし、このイベントは尊敬されているブラクロス家やその他の内海地域中の高い地位にある人々の存在によって名誉あるものとなった。この集会が記憶に留められるものとなることは間違いない!

 以下に示すことが予定されている。
 
  • 仮変成済みのクエスト(45分~1.5時間のミニ・シナリオ)
  • スペシャル・サイド・イベント(イベントごとに約15分)
  • パスファインダー親睦会(ライブ・アクション・イベントに参加する場)
  • 派閥の基本方針
  • そしてまだまだあるぞ!
PaizoCon大集会2012は全レベルのキャラクター(12レベル以上の引退キャラクターも含む)に開かれた、Pathfinder Specialである。このイベントは、シーズン4"復活したルーンの一年 / the Year of the Risen Rune"のあるプロット・ポイントに直接影響をあたえるものとなるだろう。

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator
 
A Preview of the Grand Convocation
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 大集会 / Grand Convocation の詳細情報が来ましたね!
 
 ミニシナリオを大人数でこなして、その結果でシナリオ全体が変わるとは何とも大がかりな展開ですな
 
 こういうところで自分の所属する派閥の方針説明があれば、そりゃ盛り上がるってもんですよね
 
 大集会の背景が描かれたシナリオも公開されていて、ファンサービス満載! そして商魂たくましいぜPaizo!

機械に燃料を!

2012/05/21 月曜日

 Venture-Captain Jason Roeder(掲示板ではkikai13)とミズーリ州Pathfinder Lodge全体が今日の昼食に出した、驚くほど無数にあるピザの山に、ペパローニ(訳注:ソーセージの一種)とトマトとビールの臭いがするどでかい感謝を送らせてほしい。私は会社でここ何週も忙殺されていた。今年のメジャー・ハードカバー――Ultimate Equipment――のリリースに向けた準備チームとして、Pathfinder OnlineのKickstarterの開始のために、Pathfinderコミック・ブックの創刊号に携わって、"砕けた星 / Shattered Star"アドベンチャー・パスの着手に対して準備しながら"髑髏と枷 / Skull & Shackles"アドベンチャー・パスを収束に向かわせ、Pathfinder Player Companioラインナップの月刊発行再開の準備をし、他のGen Conリリース物全てを印刷所に送っていた。最後の追い込みにまで来たけれど、次の金曜日にある最も厳しい締め切りの前にやらないといけないことがまだ山ほどある。しかしその点を考慮に入れても、タダの昼食(と醸造所長Jeff Alvarezが手配したビール少々)はつらい仕事に戻る前の素晴らしい息抜きになった。ありがとうJason、ミズーリ州Pathfinder Society所員、そしてリーダーのみんな――みんなほんとうに最高だよ!


 Paizoスタッフより、いっぱいの感謝を!


F. Wesley Schneider
 Editor-In-Chief
Fuel for the Machine!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldgj?Fuel-for-the-Machine

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ミズーリ州のPathfinder Societyの粋な計らいにより、忙しすぎて目を回しているWesleyさんも大喜び。

ていうかどんだけ多忙なんだWesleyさん
連載ものがいっぱいあると大変よねぇ…

しかし倉庫みたいなところだな
Pathfinder Society がこんなところにあるとはお天道様も気がつくめえ(違う)

2012年5月19日土曜日

Pathfinder Battles Preview:大罪と救済の

2012/05/18 金曜日

 Rise of the Runelordsアドベンチャー・パスにおける本当にすばらしい第五巻、「救済の大罪 / Sins of the Saviors」(Stephen S. Greer著)という本がある。ゴブリン、グール、オーガ、巨人などを大枠のテーマとした本書による冒険の跡で、この第五巻はキャンペーンの背景の中へとアクセルを踏み込み、プレイヤー・キャラクターはルーンフォージ / Runeforge(ルーンの鍛治場)として知られる広大なダンジョンへの探索に誘っていく。このダンジョンは、古代のルーンロードの時代のレリックである。

 実のところ、ルーンフォージへの冒険の中で、PCは時代を隔てた生存者と会う機会もある。これによりこの冒険はキャンペーン中で重要な支点となり、最終巻となる第六巻へ向けてゲームの終焉に物事を効果的に引き込んでいく。

 特にPCはすでに12レベルなので、実際の感覚においてこれが意味することは、強いパンチ力のある相当すごい悪人とついに直面することに他ならない。今週の記事では、これら悪人どもから2タイを紹介しようと思う。彼らはこの冒険の巨悪となる資格は持たない(それらは来週明かされるだろう)が、こいつらも重要な遭遇で大切な役割を担い、プレイヤーは彼らの到来を長い間記憶にとどめておくことは間違いない。

  偶然にも、二体ともすばらしいプレイヤー・キャラクター用ミニチュアとしても使えるぞ!


 最初にご覧に入れるのは"憤怒の戦士(ウォリアー・オヴ・ラス)/ Warrior of Wrath"。血を流し続けた何百年と、ホール・オヴ・ラス(憤怒の穴)/ Holl of Wrathでの訓練を熱心にこなしたことで、ルーンフォージにある7つの大罪に基づく小ダンジョンでもっとも歯ごたえのあるものの一つとなっている。この怒れるエルドリッチ・ナイトはこのダンジョンの長い直線の最終点であり、プレイヤー・キャラクターその怒りと攻撃を爆発させる対象として彼らを紹介するのは本当にすばらしいことだ! この遭遇にはウォリアー・オヴ・ラスが少なくとも6体必要になるので、このフィギュアはコモンのレアリティに配置した。

 ルーンフォージにある小ダンジョンに向けられた大罪は憤怒だけではない。シマリング・ヴェイルズ(揺らめくベール) / Shimmering Veilsにおいては、傲慢が支配する大罪である。おそらくザンダーグール、傲慢のルーンロード / Xanderghul, Runelords of Prideの従者である幻術師"Vraxeris / ヴラゼリス"ほど傲慢なものはゴラリオンのどこを探しても見つからないのではないだろうか。ずる賢くクローン技術を体得してはいるが、ヴラゼリスはルーンロードの古代帝国の凋落から何千年もの時をどうにか生き延びてきた。今、彼のシミュラクラムはシマリング・ヴェイルズのホールをさまよい、侵入者を打ち負かし彼らのいないこの風変わりなダンジョンを保持し続けようとしている。ヴラゼリスはアンコモンのレアリティに配置される。

 Rise of the Runelords Pathfinder Battlesセットの終わりに近づいてきている(まだ公開していないとびきりのフィギュアがまだちょっと残ってるけどね!)。だからこのブログも少し速度を落としていくことにして、1週間後でゆっくりと2体のフィギュアを紹介しようと思う。私の頭はすでに次のセットに進んでいる。今日の午後、最終造形の紹介の後で、その半分をPaizo社員が見ることになる。

 実際のRise of the Runelordsの最終製品版フィギュアは我が会社になだれ込み始めている。驚くほど忠実に塗装原版に合わせたフィギュアを紹介できるかと思うとうれしくてたまらない。このブログの小さな写真を見ることと実際のミニチュアを手の中に納めることは簡単に比較できるものではない。私はRise of the Runelords Pathfinder Battlesセットはホビー/ゲームとしてリリースされるもののなかでは今までで最高で、もっとも驚くべき塗装済みプラスチック・ミニチュアのセットとなると断言できる。

 しかしそれも次のセットが出るまでの話だ!

 では次の金曜日に。

Erik Mona
 Publisher
Pathfinder Battles Preview: Of Sins and Saviors
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldgg?Pathfinder-Battles-Preview-Of-Sins-and-Saviors
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人間フィギュアはいいですねぇ。
こいつら人間かどうかわからないですけど。
憤怒とか傲慢とか見てると鋼の錬金術師を思い出しますわ。
名前があるのにみんな「ラース!」とか「プライド!」とか呼び合うんじゃろうか。

次はどちらへ?

Thursday, May 17, 2012

 最新のPathfinder Tales小説、"落ちた空の街 / City of the Fallen Sky"はもう倉庫に入り、小売店や定期購読者に向けて運ばれている。読者は内海地域における2つのもっとも魅力的でよく尋ねられる地域を探検するよう提案を受けるだろう。すなわち、バーバリアンと技術の地ヌメリア / Numeriaと、伝説において破壊された飛行都市コー / Khoである。現在出版されているラインナップにある他の7冊を見返してみると、多くのすばらしい場所に訪れている。ウスタラヴ / Ustalav、ワールドウーンド / the Worldwound、イリセン / Irrisen――外方次元界にさえも。そしてさらなるものが訪れる――Liane Mercielによる恐るべきニダル / Nidalの解釈、Robin Lawsのマグニマール / Magnimarの不正な駆け引きの記述、Dave Grossのキョニン / Kyoninにおけるエルフの華やかな祭典といったものをみんなに見せたくてたまらない。しかしこれら全てが私に質問を投げかける。多くの選択肢があるが、次のラインナップではどこに手を出すべきだろうか?

それは君が行きたいところだ。君がPathfinder Tales小説群やWeb Fictionストーリーで見たいと思うゴラリオンの場所を教えてほしい。ベクゼン / Bekzenの書籍群が欲しくてたまらないだろうか、ひょっとしたらラストウォール / Lastwallの国境を越えた先だろうか? もしかして川の諸王国 / River Kingdom、ジャルメライ / Jalmeray、オシリオン / Osirionについてもっと多くを見ていきたいのだろうか? コメント・スレッドに提案を書いて私に教えて欲しい! 同じところをもう一度というのもいいし、内海地域の知覚に留まるのがいいと思うけれど、まずい回答なんてありはしない――君の意見は君の意見なのだ。忘れる事なかれ、我々は我々のプロジェクトの道先案内をする、君のような読者のフィードバックを頼りにしているのだ――誰か知っているだろうか? 君が待ち望んでいたこの"マモス・ロード / Mammoth Lords"小説を手にすることができるかもしれないじゃないか…

James Sutter
 Fiction Editor

Where to Next?
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldg8?Where-to-Next
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久々Pathfinder Nobel!
世界観を小説で表現すると聞くと思い出すのはソードワールドですねぇ。
今はリプレイがメインかな(ってこのやりとりも前やったわ)。

飛行都市ってのはいいですね! 問題はパーティを送り込むと帰ってこれないのでプレイヤーが嫌がるってことか。
# そもそも今は飛んでないけど

世界観参考用に一冊どうですか? いやまあ、Inner Sea読めば十分な気もしますが^^;







2012年5月17日木曜日

Advanced Race Guide Preview:猫をカバンの外に出そう

2012/05/1.35 木曜日
※2012/05/15の誤記と思われる


 実際、我々は猫を本の外に取り出そうとしている。先週、Advanced Race Guideのテング章の紹介をした後に、次に何が見たいかを読者の皆様に問いかけた。多くの示唆を得ることはできたが、多くの読者がキャットフォークを見たい様子だった。

このしなやかで俊敏なクリーチャーは素晴らしい文句やレンジャー、特にローグの役割をこなす。しかし彼らには、幸運を操ったり、自然における極めて猫のような存在が持つ超常的能力や呪文を操ることができるという、神秘的な側面もある。今週の紹介ではキャットフォークの章から、彼らのテーマの例をいくつか説明していこう。



キャットフォーク・ローグの技 Catfolk Rogue Talents

以下に示すローグの技は、キャットフォークのみが修得できる。
 Illustration by Kieran Yanner
死に至るひっかき(変則)/ Deadly Scratch:この技を持つキャットフォークのローグは、誤って自分に毒を付与することなく、爪に毒を塗ることができる。キャットフォークのローグはこの技を取るために、"猫の爪 / cat's claw"種族特徴と"毒の使用"クラス特徴を修得していなければならない。

解除の幸運(変則)/ Disarming Luck:1日に1回、キャットフォークのローグは装置を解除しようとする試みに5以上の差で失敗したとき、1回のフリー・アクションとして再ロールすることができる。例え再ロールした結果が元のロールよりも悪かったとしても、再ロールの結果を適用しなければならない。

優雅に落下(変則)/ Graceful Faller:この技を持つキャットフォークのローグは、落下により致傷ダメージを受けるような場合でさえ、足から着地する。このキャットフォークのローグが"機敏に落下 / ninble faller"種族特徴も修得しているなら、実際よりも20フィート落下距離が短いものとして落下によるダメージを受ける。

機敏なる登攀者(変則)/ Nimble Climber:この技を持つキャットフォークのローグは〈登攀〉判定に+4のボーナスを得る。"登攀するもの / climber"種族特徴を持つなら、差し迫った危険や気を散らしていてさえ、自身の〈登攀〉判定において出目10を選択することができる。

ひたむきな鑑定士(変則)/ Single-Minded Appraiser:この技を持つキャットフォークのローグは、キラキラ光るものの価値を見極めることに熟練している。このローグは宝石や宝飾品の価値を見極める際、常に出目10を選択することができる。

卑劣なる爪(変則)/Vicious Claws:この技を持つキャットフォークは急所攻撃によるダメージに、d6ではなくd8を使用する。ただしこの効果は、自らの爪を使用して急所攻撃を行った場合に限られる。キャットフォークのローグはこの技を修得するために、"猫の爪"種族特徴を修得していなければならない。

キャットフォークの特技 Catfolk Feats
キャットフォークは以下の特技を修得することができる。

《不吉な黒猫》 Black Cat
不運は君の前を思い切って横切ったものに降り注ぐ。
前提:キャットフォーク。
利益:1日に1回、1回の割り込みアクションとして、あなたに近接攻撃が命中した際に、あなたは攻撃ロールに-4のペナルティを受けて再ロールするよう、敵に強制することができる。敵は2回目の攻撃ロールの結果を使用しなければならない。これは超常能力である。
特殊:あなたがこの特技を修得したが全身が黒い毛皮で覆われていないならば、あなたの毛皮はこの特技を修得したときに完全な黒に変わる。

キャットフォークの魔法のアイテム Catfolk Magic Items

以下の魔法のアイテムはキャットフォークにより作られ使用されることが多い。

デアデヴィル・ソフトポース (Daredevil Softpaws / 無謀なるもののソフトポー・ブーツ)
オーラ 微弱・心術;術者レベル 3
スロット 脚;市価 1,400 gp;重量 1ポンド

解説
この魔法のソフトポー・ブーツ(下記参照)はキャットフォークが着用することで、危険な地域を移動する間にさらなる機動性を与える。1回のフリー・アクションとして、着用者はかかとを両足一緒にコツンと鳴らすことで、機会攻撃を誘発することなく敵に隣接するマスや敵の接敵面を移動するために行う〈軽業〉判定に+5の技量ボーナスを得ることができる。これは1日に10ラウンドまで使用できる。このラウンド数は連続している必要は無い。加えて、このブーツの着用者が機会攻撃を誘発することなく敵の接敵面を通り抜ける事ができたならいつでも、着用者はこのターンの終了までその敵に対する攻撃ロールに+2のボーナスを得る。

作成要項
必要条件
《その他の魔法のアイテム作成》、キャッツ・グレイスコスト 700gp

キャットフォークの呪文 Catfolk Spells
キャットフォークは以下の呪文を修得できる。

スティール・ブレスSteal breath / 息盗み
系統 変成術[風];レベル ウィザード/ソーサラー2、ウィッチ2、ドルイド2、バード2
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
間合い 近(25フィート+5フィート/2レベル)
目標 生きているクリーチャー1体
持続時間 1ラウンド(本文)
セーヴィング・スロー 頑健・無効;本文参照;呪文抵抗
あなたはクリーチャーの肺から息を吸い込み、ダメージを与えるとともに会話やブレス攻撃の使用、音声構成要素のある呪文の発動ができないようにする。セーヴィング・スローに失敗したなら、目標は2d6ポイントのダメージを受け、会話、ブレス攻撃の使用、呼吸が必要となるいかなる行為も行えなくなる。渦巻く空気の目に見える直線が、目標の口から出て術者の口へと入っていく。
もし持続時間の間に目標がこの効果線の間合いの外に移動したなら、この呪文は即座に終了する。この呪文は空気中で呼吸する必要がないクリーチャーには、何の効果も及ぼさない。

Stephen Radney-MacFarland
 Designer
Advanced Race Guide Preview: Letting the Cat out of the Bag
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldg1?Advanced-Race-Guide-Preview-Letting-the-Cat-out
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新種族テングの次はキャットフォーク!

いやー猫かわいいですよね! イラスト見るとどう考えてもタイガーですが!

猫らしいローグの技の中に、幸運さを売りにしたものがあったりするのもいいですね。毒使いのキャットフォークの暗殺者、かなり格好いいなぁ^^

特技の《不吉な黒猫》は前衛だときらりと光る特技。結局ACが低いと再ロールしても当たっちゃう(ペナルティ-4は大きいけど)ので、そこそこ固く構築したローグにこそ最適なのかも。

専用の魔法のアイテムまであるとは思わんかったですが、機会攻撃を受けずに回り込むのが難しくなったPathfinderでは、デアデヴィル・ソフトポースの有効性はかなり高いかと。安いし。

呪文もついてきて、まさにおすすめ種族ですね! 猫かわいいし!

2012年5月16日水曜日

複数パートに分かれたシナリオの展開

2012/05/14 月曜日


 シーズン1には早くも、Pathfinder Societyはいくつかの複数パートに分かれたシナリオを呼び物にしていた――単発の4時間ゲーム・セッションが提供できるよりもずっと長く複雑な物語を紡ぐことができるようにデザインされた、ミニ・キャンペーン(アーク)である。"我々の知るデヴィル / The Devil We Know"、"永遠戦争のこだま / Echoes of the Everwar"、そしてTier 12の退職キャラクター向けアーク"10の目 / The Eyes of the Ten"のような4パートもの、本シーズンの"完成に至る試練 / The Quest for Perfection"や前シーズンの"男の異端信仰 / The Heresy of Man"や"氷の影 / Shades of Ice"のような3パートもの、そして"異邦人都市 / The City of Strangers"、"影は最後に立つ / Shadow's Last Stand"、"夜明けの前に / Before the Dawn"のような2パートもののいずれの形式であれ、それぞれの一話分と物語全体の間にある連続性の段階はここ3年のうちに相当多様になってきている。

 Pathfinder Societyシナリオ・ラインナップの開発者としての私の目的の一つに、複数パートに分かれたシナリオをもっとまとまりがあるものにし、この長い形式のシリーズを完遂したという達成感をプレイヤーに提供したい、というものがある。しかし無理矢理没入させる物語を伝えることとOrganized Playキャンペーン特有のデザイン・パラメータの間にあるよいバランスを見つけることは容易ではない。それに私たちは未だに新しいことに取り組んでいるのだから。

 今年の初め、我々は"織り模様の奇跡 / the Wonders in the Weave"をリリースした。これはTier 5~9の2パートものアークであり、このシーズンの中間点である"紅玉不死鳥杯 / the Rubly Phoenix Tournament"で勝ち取ったSociety専用の擬似次元界、"ハオ・ジンのタペストリ / Hao Jin Tapestry"へとキャラクターを招待するものだ。このシリーズでは、複数パートのシナリオをプレイする人と一緒に新しいことに挑戦した。我々は第一話、"ドッグ・ファラオの墓 / Dog Pharaoh's Tomb"の終わりに生来のボーナスを提供しない恩恵を与えた。この恩恵はこのアークの第二章"折り目の中の蛇 / Snakes in the Fold"に先行して、即座にクロニクル・シートに記載され、その間を挟むことなく物語をプレイしたPCにのみ第二の恩恵が得られるようになっている。


Illustration by Yngvar Asplund
この手法はうまく機能したが、まだ改良の余地があると感じた。だから先月リリースしたTier 7~11のシナリオ、Pathfinder Society Scenario #3-20:"まんまる山のネズミ、パート1:分かたれた道 / The Rats of Round Mountain, Part I: The Sundered Path"において、複数パート用の恩恵に対する異なる進行方法に挑戦することにした。この小さなアークのプロット特有の状況によって、限界に挑むさらなる動機を得たのだ。PC達はパート1の渓谷にある山の中央に旅し、それからパート2においてラットフォークの要塞に足を踏み入れる。PCにしてみれば長い旅をするとは感じないだろうが、そのとき魔法のように山の外側に出たり、物質界で他の冒険をするために戻ったり、日雇いの仕事をしたり装備を買いに行ったりすることもでき、その上で突然山の中腹に戻り次の冒険を始めることもできる。この山の中心からアブサロムへの行き来がこんなに簡単にできるのならば、なぜパート1では歩いて旅をする必要があったのだろうか?

 我々が思いついたアイデアはこうだ。"分かたれた道"の終わりに、PCは装備の購入や呪文発動サービスを受けることなくここに留まるか、"日雇い"チェックを入れるか、他のシナリオに参加するか、そのキャラクターの連続性をあきらめて2つのシナリオをプレイすることによる利益としてより大きな恩恵を得ることを諦めるかを選ぶ事ができる。"まんまる山 / Round Mountain"の中に入ったPCがパート2、"ネズミの仏塔 / Pagoda of the Rat"を始める前にそこに留まることを選択したなら、彼らはこのシナリオの派閥ハンドアウトを受け取ることはなく、必要ならば派閥ミッションを完遂する必要があるだけとなる。それぞれのシナリオを連続して行ったプレイヤーは自動的にこのシリーズの第二パートの利益を全て得る。このシナリオを続けて行う他の利益は私の頭の中にとどめておくが、その報酬を喜んでくれることと思う。

 この議題についての討論に参加してほしい。この記事のコメントでもPathfinder Society掲示板でもかまわない。そしてこの経験について思うことを我々に伝えてほしい。

Mark Moreland
 Developer
The Evolution of the Multipart Scenario
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldfv?The-Evolution-of-the-Multipart-Scenario
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毎週恒例Pathfinder Societyネタです。
向こうではプチキャンペーンのことをアークって言うらしいですね。

単発よりもキャンペーン派なので、こういう公式からのサポートはうれしい限り。
しかし時間制約もあってなかなか続けるのも難しいのですよねぇ。

恩恵のシステムは半年ほど翻訳をしているにもかかわらず今ひとつぴんときてませんが^^;
アークではそれがモチベーションに作用するという方向に作用するんですね、それはいいな

あーやりたいぜ、連作シナリオ!

2012年5月13日日曜日

Pathfinder Battles Preview: ちょっとした更新

2012/05/11 金曜日
 私が今までご覧に入れてきた写真はほとんど底をつき、Rise of the Runelords Pathfinder Battlesセットの紹介はずいぶんと深入りしてしまった! 公開していないミニチュアはまだ少し残っているが、このセットでもっともクールなものの中にそれらのいくつかが入っていると伝えさせてほしい!

 今日、このセットから、とても大きな印象をもたらす2つの小型のミニチュアを紹介しよう。


一つ目は恐るべき"コボルド・チャンピオン / Kobold Champion"だ! この蜥蜴のような女戦士は一般のコボルドに少し似ているように見えるかもしれないが、彼女は実際キャンペーンの終盤に遭遇し、予期せぬ一打を突きつけてくるのだ!Rise of the Runelordsキャンペーンにはたった1帯の"コボルド・チャンピオン"しかいないが、このフィギュアをコモンのレアリティに配置することにした。これはゲーム/マスターがいかなるレベルのプレイヤーに対しても大量に、このすばらしい造形のコボルドをもっと使ってほしいからだ!

 ここにある小さい写真からいろいろ伝えるのはたぶん難しいのだけど、このフィギュアはコモンにして小型のミニチュアにしては驚く回数の塗装工程を経ており、その小さいサイズにも関わらず本当に卓越した存在に見える。その脚とまばゆく青い舌から尾までの塗装の変化によって、こいつはこのセットの中で「このすばらしいミニチュアがコモンだなんて信じられない!」と私が考えるミニチュアの一つとなっている。

続いては"レッドキャップ / Redcap"。ファンタジー・ゲームの長い歴史の中で、本当の神話から取り出された恐ろしいフェイだ。私の知る限り、塗装済みプラスチック製ミニチュアとして"レッドキャップ"が登場したことはないだろう。Rise of the Runelordsセットにより偉大なる追加が行われたことになる。この小さな青年は彼に見合う金属製の靴とあまりに大きな鎌、そしてその名の由来となる赤い帽子を身につけている。Rise of the Runelordsアドベンチャー・パス記念版キャンペーンにおける"レッドキャップ"の役割に会わせるため、我々は"レッドキャップ"をコモンに配置した。だから彼らの集団を簡単にそろえることができるだろう。

 今週の紹介はここまで。このセットは少なくとも2つ以上の小型サイズのフィギュアが入っており、こいつらはわくわくする驚きを孕んでいる。

 まだ見せていないすばらしいものがたくさんあるのだ! 週末を楽しんでほしい、ゲームをすることをお忘れなく!

Erik Mona
 Publisher
Pathfinder Battles Preview: A Small Update
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldfq?Pathfinder-Battles-Preview-A-Small-Update
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今週はコボルド・チャンピオンとレッドキャップ。
レッドキャップはあのでかい鎌が印象的で、見るとかなり頭に残りますね♪
# いや私が鎌好きなだけですが
コボルドは大量にいると並べて楽しめるので、出来のいいチャンピオンがコモンだと助かりますねぇ。