奈落の怒り

2013/07/25　木曜日

Illustration by Helge C. Balzer

"正義の怒り / the Wrath of the Righteous"アドベンチャー・パスの第一巻――Pathfinder Adventure Path #73 "ワールドウーンド侵攻"の発売まであとわずか。このキャンペーンは奈落界アビスの住人を扱うから、各巻にはデーモン・ロードのデータを掲載することにした。このシリーズのAdventure Path各巻ではゾヴェラーン / Xoveron、シャックス / Shax、シフケシュ / Sifkesh、ノクチックラー / Nocticula、バフォメット / Baphomet、デスカリー / Deskariのデータとイラストをご覧いただける。残り3体のデーモン・ロードのデータは、秋にPathfinder RPG Bestiary 4をリリースしたときに提供できるはずだ。そう、ダゴン / Dagon、コシュチュチャイ / Kostchtchie、パズズ / Pazuzuが掲載される。デーモン・ロードの力を味わえるように、頼りになるデモノロジストからデーモン・ロードの特徴リストを聞いてまとめておいたよ。



デーモン・ロードの特徴　Demon Lord Traits

デーモン・ロードの特徴（変則、擬呪、あるいは超常）：デーモン・ロードはアビスの階層を支配する、強力な独立のデーモンである。全てのデーモン・ロードは混沌にして悪の来訪者であり、最低でもそのCRは26だ。デーモン・ロードはここにまとめたように、（クリーチャーに他に掲載されているもの以外で）特別な特徴グループを持つ。

• デーモン・ロードは自らが神格であるかのように、信奉者に呪文を提供する。デーモン・ロードの領域は混沌と悪に加えて、その主題と興味に関連する2つの領域である。神格同様、デーモン・ロードは好む武器を持つ。
• デーモン・ロードの肉体武器は、彼らが持つ他の武器同様に、ダメージ減少を貫くかどうかを考慮する際、混沌、エピック、悪として扱う。
• 奈落からの復活（変則）　デーモン・ロードはアビス界を支配している。そこは広大な世界であり、単なる故郷であるだけではなく彼らに力を与える。デーモン・ロードが殺されると、その肉体はすぐに腐って溶けてしまう（身につけていたり運んだりしている装備品は残していく）。その魂は彼らの領域の中の秘密の場所に帰りその場所で（トゥルー・リザレクションのように）直ちに命を取り戻す。一度使用したなら、デーモン・ロードはこの能力を丸一年が過ぎるまで再び使用することができない。デーモン・ロードはこの期間、その弱点に気付いており、通常はこの年の残りの間はなるべく戦いのリスクを取ろうとはしない。自らの身を守るために、彼らの領域の防護と軍勢を頼りとする。デーモン・ロードがこの年の間に再び殺されたり、珍しい方法で（真なる神格の手であったり彼らを殺す目的で作られたアーティファクトで）殺されると、彼らは永遠に死ぬことになる――この時代からあぶれた他の死んだデーモン・ロードとともに、アビスの奥深くに存在し続けるとも言われている。領域を持たないデーモン・ロードはこの能力を持たない。
• 恐るべき存在（超常）　デーモン・ロードは攻撃、擬似呪文能力、特殊攻撃、あるいは大声で話すことにより、フリー・アクションとしてその恐るべき存在能力を起動することができる。
• ・能力値ダメージ、能力値吸収、（魅了）効果、（強制）効果、［即死］効果、エネルギー吸収、石化に対する完全耐性。
• 再生（変則）　エピックかつ善ダメージ、もしくは同等以上の能力を持つクリーチャー（アーチデヴィル、神格、デーモン・ロード、至高天の王）によるダメージによってのみ、デーモン・ロードの再生を抑止することができる。
• ［酸］、［冷気］、および［火］に対する抵抗30。
• デーモン招来（擬呪）　1日に3回即行アクションとして、デーモン・ロードはCR 20までのデーモンを1体もしくは任意の組み合わせで招来することができる。この点を除いては、この能力は100%の成功確率を持つ招来のモンスターの共通ルールと同様に扱い、9レベル呪文の効果であるように機能する。
• テレパシー300フィート。

アビス界　Abyssal Realms

デーモン・ロードの支配地の規模は様々だが、最も小さなものでさえ大陸規模であり、最も大きいものともなれば惑星よりも大きい。その支配地の環境や雰囲気、特徴はデーモン・ロードのように様々であり、その地を探検するクリーチャーにとっては常ならぬ困難と危険を与える。デーモン・ロードはこの支配地と緊密な関わりを持っているにも関わらず、彼らはこの地全てに支配力をふるうことはない。強力な冒険者はこの地に侵入することができ、デーモン・ロードの怒りを呼び起こすことなく目的を達することができる――彼らが、気をつけさえすれば。
 　自らの支配地にいる限り、デーモン・ロードは以下の追加の能力を得る（以下のページに記された能力はその能力を含んでいない）。

• 神話級：デーモン・ロードは10神話ランク・クリーチャーとして扱い、神話パワー能力を持つ（10/日、奔流/surge ＋1d12）。アスタリスク（*）が付記された擬似呪文能力は、その能力が神話呪文である可のように神話版を使用するために神話パワーを消費することができる。
• 以下の擬似呪文能力を回数無制限で使用できる――ディサーン・ロケーション、ディマンド、ファブリケイト、ポリモーフ・エニィ・オブジェクト（この支配地に現住する物体やクリーチャーに使用した場合、（ポリモーフ）の持続時間係数は6だけ増加する）、メジャー・クリエーション。
• 以下の擬似呪文能力を1日に1回使用できる――バインディング、ミラクル（支配地を操る物理的な効果かデーモン・ロードの関心のある地域に関連する効果に限る）。
• 高まる認識力/Heightened Awareness （変則）：デーモン・ロードは〈知覚〉判定とイニシアチブ判定に＋10の洞察ボーナスを得る。

Adam Daigle

Developer

Wrath of the Abyss

元記事：http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5leyx?Wrath-of-the-Abyss

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デーモン・ロードさすがに強いですね

最低でもCR26かーしかも一回殺しただけでは死なないとか！
キャンペーンボス級なのに一回倒してもう一回アビスに殴り込み！
これはしんどいので、是非GMには殺害専用の特別アーティファクトを準備して欲しいですね（アビスいくのも楽しそうだけど）



D&D3e のときにあった「不浄なる暗黒の書」を思い出しますね。イーグノフ、4eだともっと強くなってるだろうか、データどこかに載ってるのかな（設定は「ドラゴンマガジン年鑑」に載ってるけど）