2012年5月11日金曜日

Pathfinder Onlineキックオフ

2012\05/09 水曜日

 MMORPGであるPathfinder Onlineの開発のために、PaizoがGoblinworksと協業している話はすでに聞いたことがあるだろうと思う。Goblinworksは計画の断片を隔週投稿のgoblinworks.comブログで提供しており、paizo.comのPathfinder Online掲示板で意見募集も行なっている。さて、我々はついに、Pathfinder Onlineの次の段階をキックオフする準備ができた。

 今日我々はPathfinder Onlineの技術デモを作る助けとするために、Kickstarterプロジェクトをお伝えする。このKickstarterの全貌を知るためには、プレスリリースを見て頂くかKickstarterのプロジェクト・ページに進んでほしい。それから何を知りたいかを共有できるように、このページに戻ってきてほしい。ご心配なく、私はここで待っているから…

 …読んだ? 忌々しいほどクールでしょ、ね?

 Goblinworks.comは本日、Kickstarterについて記述したブログを投稿した。だからより詳細を知りたくなったらそちらをどうそ。ここで話したいことはThornkeepという名の本だ!

 Pathfinder Online技術デモ自身はKickstarterのパトロンに提案するためのものではないので、Kickstarterの報酬のための箱の外にでなければならず、Thornkeepはその完璧な回答のように見える。

 Thornkeepは表紙にPathfinder Onlineのロゴがあるが、間違いではない――Paizoはこの本を他のPathfinder製品のように扱おうとしている。このセットは他のロールプレイング・ゲーム製品のように、同じゴラリオン世界におけるものであり、Pathfinder RPGで使用できる、公式Pathfinderキャンペーン・セッティングの要素が100%含まれている。


 Thornkeepの前半64ページはThornkeepの町とそれを取り囲む地域についてまとめた、Pathfinder RPGのソースブックだ。Thornkeepは川の諸王国 / River Kingdoms地域の一部で、Pathfinder Onlineの舞台となる(君自身のキャンペーン・セッティングにある雑木林の中へ、Thornkeepを落としこむこともできるだろう)。最初期のPathfinder Onlineブログの投稿で言及したように、ThornkeepはこのMMOにおいて、PCがスタートする3つの地点の1つである――それはRyanが我々の"クズと非道の巣 / hive of scum and villainy"(Deadwoodのファンタジー版と思ってほしい)を置き換えた、混沌としたフロンティアだ。(あなたは我々の最初のオンライン・プールにあるThornkeepと名付ける助けとなったのだ!)

Thornkeepの著者、Rich Bakerだ!

 Pathfinder Onlineがリリースされる前、Thornkeepの様々な暗き僻地をPathfinder RPGのセッションで探検することができれば素晴らしいだろうと考えていた。我々がデジタル版を構築する際には、本書をガイドブックとして使用することになるだろう。技術デモで直接焦点を当てた、本書掲載の小さなダンジョンも取り込むことになるだろう。だからPathfinder Onlineの町1つをこのガイドブックを手に入れるだけに留まらず、Pathfinder OnlineにRPGの要素がどう翻訳されたのかをまず見ることにもつながるだろう。また、MMOから得た要素がゲーム卓でどう見えるかも確認できる!

 我々向けにソースブックの時期を書いてくれる人を探していた時、我が素晴らしい友Rich Bakerに行き着いた。本書はRich初のPathfinder向けのしごとだが、フォーゴトン・レルムからバースライト(訳注:1995年、TSRがリリースしたキャンペーン・セッティング)まで、クラシックD&Dキャンペーン・セッティングに関わっており、彼がThornkeepにどのように取り向くのかを楽しく見させてもらった! すでに部分的などんでん返しも見つけたし、みんな驚くだろう!

 じゃあ本書の後半はどうなっているか? ここにはPathfinder Online開発の舞台裏を載せる予定だ。内部のデザイン文書を抜粋したものに、MMOのデジタル・スケッチやアートワーク、MMOを作成する直感を与えたGoblinworksとPaizoチームのエッセイなど。Goblinworksでの好ましくない行為全てに対する舞台裏通行証も検討せよ!

 もちろん、Wayne Reynoldsのカバーなしには、このようなすばらしい製品は作れなかっただろう。皆さんが見ているカバーイラストはモックアップだ――WayneはPaizoConで本当のThronkeepの表紙を持ってきてくれるらしい。バンケットでそのベールを取り払おうではないか!

 しかしThronkeepだけがKickstarterの報酬と言うだけではない。サポートを誓ってくれる全てのレベルの仲間に対する面白い利益がたくさんあるんだ! Paizoに1日来ることができれば、お好みのPaizo GMとPathfinderゲームをプレイでき、GMにGoblinworksのCEO Ryan Dancey、そして私と一緒に4時間の夕食を楽しむことができる。Kickstarterの報酬全てをチェックし、Pathfinder Onlineの開発を次の段階に進める手助けをしてほしい。君なしにはそこにはたどり着けないのだから!

Lisa Stevens
 Paizo CEO
 Goblinworks COO
Kicking Off Pathfinder Online
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldfk?Kicking-Off-Pathfinder-Online
----
なんか見たことあるプロジェクトだな、、、

Kickstarterプロジェクトは「制作費出してくれたらサービスするぜ!」という企画のようです。
詳細は対応ページに行ってもらえばわかるんですが、

$5:技術デモの長時間ビデオ、スペシャルサンクスへの掲載
$15:Thornkeep本のPDF版+$5の報酬
$30:Goblin Squad(ゴブリン分隊)のメンバーになる。+$15の報酬
$50:印刷されたThornkeep本+$30の報酬
$75:サイン入りThornkeep本、Wayne Raynoldsの表紙ポスター+$30の報酬
$100:GoblinworksのスペシャルTシャツ+$75の報酬
$250:Goblinworks Founder(創設者)になる。+$100の報酬
$500:Goblinworks Executive Founder(創設幹部)になる。飾り額がもらえる。+$250の報酬
$1,000:Pathfinder Onlineクローズドテストのアルファ・テストプレイヤーになる。+$500の報酬
$2,000:RedmondのGoblinworksのHQに招待され、デモプレイをさせてもらえる。+$1,000の報酬
$5,000:PaizoとGoblinworksのHQに招待され、5時間のセッションと4時間の夕食ができる。+$2,000の報酬


まあ、$15支払う人がほとんどなんじゃないだろうか。。。
PDF版のサプリもらえれば結構幸せよね? 印刷板がほしいなら$50。ちょっとお高いですね^^;

$5,000払えばPaizoの面々とセッションできるらしいが…うーん、これ安いと思う人もいるんだろうなぁ…

2012年5月10日木曜日

Advanced Race Guide Preview: クエ、クエ、クエ!

2012/05/08 火曜日

少し前私はJason Bulmahnが進めているキャンペーンを遊んだ。このキャンペーンで焦点を当てたものの一つが"チューコー / Chuko"だ。こいつはJames Jacobsのテング・キャラクターで、興奮すると"クエ! / Wark!"と叫ぶのだ。私のテングのコンセプト全てがチューコーから来ている。彼らは奇妙な小数クリーチャーで、盗みと旗での合図を行う。テングは理性を欠き、愚かなほどに勇敢だ。チューコーは巣で最も鋭い卵ではなく、遥か彼方の地で追放された異邦人である。Jamesは徹底的にこいつをプレイした。PathfinderをJamesとプレイする機会があれば、彼にテングをプレイさせよう。ああ、くだらない帽子もかぶせるように。

Jamesよ、ごめんね…少しだけ。

Advanced Race Guideのテング章を紹介する時が来たら、"クエ!"とたくさん叫ぶことになるだろう。ちょうどチューコがやってきたように! 今、私はテングをプレイしたくてたまらない。

この章からいくつか見所をご覧に入れよう。

テングの装備 Tengu Equipment

テングは以下の装備を入手できる。

 Illustration by Paul Guzenko
信号凧キット:翼のないテングはその叫びを空高くへ響かせて考えを遠くに伝える。竹枠に貼り付けられた紙でできたこの凧は様々な色と絵が描かれている。レジャーとして凧を飛ばすことに加え、テングは信号によるメッセージを伝えるために様々な影と模様を持つ凧を飛ばすこともできる。テングは様々な信号のルールを作り出しており、凧を使用して遥か遠くに視覚による複雑なメッセージを伝えることができる。信号凧キットは6つの小さな色つきの凧が含まれている。これらは複雑なメッセージを簡単に作り出すために、複雑な組み合わせで互いに組み合わせることができる。このキットには糸巻き1つと300フィートのより糸も入っている。信号凧によるメッセージを伝えたり解釈することは〈はったり〉技能で示される通りに機能するが、送り手とこのメッセージを理解しようとするものはテング語を知っていなければならない。

テラー・カイト(恐怖の凧):この小さな凧には普通恐ろしい顔が描かれまぶしい色が使われており、縁にはのこぎり上の木製の刃がつけられている。このより糸は糊に浸されて強化されており、縁で切り傷をつけられるように砕いたガラスがつけられることもある。この凧は硬度5と3ヒット・ポイントを持つ。カイト・バトル(喧嘩凧)に参加するものは他の凧に対して武器破壊戦技を使用する。戦技に成功することで、競技者は相手の凧に1d6ポイントのダメージを与える。凧が0ヒット・ポイントとなったなら、それは壊れるか糸が切れ、そのプレイヤーは戦いに敗れる。競技によっては凧のてっぺんで相手の意図に触れれば得点が得られるものもあり、その場合勝者は最初にセット・ポイントに至ったものとなる。この興味深い凧に興味を持ったものは、テラー・カイトを《武器熟練》や《武器開眼》の特技に特化した武器として選択することもできる。これらのボーナスはテラー・カイトを使用したときに、凧によるダメージ・ロールや武器破壊戦技に適用される。

テングの特技 Tengu Feats
テングは以下の特技を修得することができる。

《長鼻形態》 Long-Nose Form あなたは異常なほどに長い鼻を持つ人間の姿に変化することができる。
前提:キャラクター・レベル3、テング。
利益:1日に1回、あなたは鼻が自身のくちばしの長さある人間の姿をとることができる。この擬似呪文能力は術者レベルがあなたのレベルに等しい、オルター・セルフとして機能する。この形態である間、あなたは鋭敏嗅覚の能力と、【筋力】能力値に+2のボーナスを得る。この形態における長い鼻はあなたが人間でないことを明確に示すため、あなたは(ポリモーフ)効果を使用していることによる〈変装〉判定に対し、通常のボーナスを得ることはない(ただし、この鼻が不運な呪いや奇形であると説明したり、プラグー・ドクター / plague doctorの仮面のようなアイテムで隠すことで可能になるかもしれない)。

テングの呪文 Tengu Spells
テングは以下の呪文を修得することができる。

セフト・ウォード Theft Ward対窃盗防護
系統 防御術;レベル インクィジター1、ウィザード/ソーサラー1、ウィッチ1、クレリック1
発動時間 1標準アクション
構成要素 音声、動作
距離 接触
目標 物体1つ
持続時間 1日
あなたは自らが所有する物体1つを窃盗から守る。あなたはその物体をあなたから持ち去ろうとする人に気付くための〈知覚〉判定に+10のボーナスを得る。

さあ! 次何を見たいかを教えてほしい。 君たちをわくわくさせるものを知りたいんだ。

Stephen Radney-MacFarland
 Designer
Advanced Race Guide Preview: Wark, Wark, Wark!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lddn?Advanced-Race-Guide-Preview-Wark-Wark-WarkTengu
----
テング!
地味にソード系に《習熟》するだけで強力な彼らですが、ついに彼らにもスポットライトが!
凧ですよ凧!

凧?
日本の喧嘩凧らしき風習を取り入れているあたりが、テングという名前を受け取ってしまった彼ららしいのかもしれない(風を操ったりするイメージかしらん)。
特技は何でか人間形態になると鼻がよくなるぞ! 【筋力】もアップだ!
テング自体は通常の種族通り2つの能力値(【敏捷力】と【判断力】)が+2、1つの能力値(【耐久力】)が-2なんですが、この特技をとれば【筋力】も上がってしまうと言う。
しかもなぜか鋭敏嗅覚付きだ!
追加呪文は…うーん、なんかフレーバーっぽい感じ。
シナリオ破綻呪文の臭いもしつつ、どうせ1レベル呪文スロットこれでつぶす人はいないからいいか…?

しっかし、このテングの絵は格好いいな! これがチューコーなのかな?

2012年5月9日水曜日

クロアチア、ボスニア、スロヴェニアのPathfinder Society(あるいは南西ヨーロッパの呼び声)

2012/05/07 月曜日

 先月我々はデンマークと、デンマークにおけるPathfinder Societyを発展させようとするVenture-Captain Diego Winterborgの努力に焦点を当てた。今回は南西ヨーロッパに目を向けてみよう。クロアチア、ボスニア、スロヴェニアのPathfinder Societyに関するVenture-Captain Zrinka Znidarcicのレポートは、私を非常に楽しませる読み物であり、読者も何かしら楽しみを見いだせると思う。

 3つの異なる国(そのうち1つはヨーロッパ連合に属している)を含む唯一の多国籍地域のVenture-Captainになることは非常に面白い。しかしそう、Pathfinder Societyができてなんとか9ヶ月が過ぎ、すでに大荒れの状況だ。私が話せることから、Pathfinder Societyは続き発展していくと約束する。
 地理的に言えば、クロアチアは北西からスロヴェニア、南東からボスニアとヘルツェゴヴィナに押された、本当に小さな国だ。クロアチアの首都はザグレブ。ここがこの3国をまたがるPathfinder Societyの基盤である。
  全ての始まりは他の地域と同じだ――身内のグループと情熱あふれるGM。私は1996年にゲームを始めた。何年もゲームをして過ごした後で大学を卒業して故郷に戻り、ファンタジー・ロールプレイング・ゲームのGMをする人を探そうとした。そしてゲームに詳しくなるための唯一の方法は前に進みGMになること(いつもの私の性質とは真反対)だと気づいた。私は2003年にGMとしてのキャリアを始め、Pathfinder Roleplaying Gameが登場するとすぐに、Pathfinder Adventure Pathをプレイするために全てのキャラクターを置き換え振り返りもしなかった(我々はこの日には、今でもこのゲームを行なっている)。
 当時クロアチアのファンタジー・ファンには、2つの代表的なゲーム・コンベンションがあった――Sferakon(1979年に設立された、クロアチアでもっとも古いコンベンション)とIstrakon(2000年設立)である。ある時期にSferakonはRPGイベントを運営していたが、2002年からは行わなくなった。ほとんどの人々は身内のグループでかなり満足しており、公式運営プレイはほとんどなかった。
 ほとんど取り扱いのないゲームショップ2つ――1つはその仕事を主として起きない、もう一方は何度か店長が替わりRPG書籍の取り扱いをやめてしまった――を除いては、地元にはRPGのサポートがなかったのだ。
 この地域はいずれもうまくいっているわけではなかった。北方の隣人スロヴェニアではいくつかのゲーム・コンベンションが行われていた。しかしそれらは本当に根付いているとは言えず、個々の身内のグループにほとんどなっていた。ボスニアとヘルツェゴヴィナは、私が知っている限りRPGプレイヤーにほとんど制圧されていない国だ(もしそこに住んでいてPathfinder Societyの運営に興味があればメールを送ってほしい)。
 しかしいろいろなことが起こった。デモ・シナリオを2卓使用した、Istrakon 2010におけるPathfinder Society Roleplayngのレクチャーは興味を引かれ、Istrakon 2011ではそれなりの数のプレイヤーを得ることができた。8月の終わりには我がVenture-LieutenantであるMaja Skvorcと私は、親しい地元のゲーム・ショップであるCarta MagicaでPathfinder Societyの初めのイベントを告知することができた。そこで何が起こったかをご覧に入れたかった。最初のゲーム・デイには20人を超える人が訪れ、Pathfinder RPGとザグレブにおけるPathfinder Societyに本当に興味を持つ人がいるのだと言うことが明らかになったのだ。
 現在もCarta Magicaを毎週の定期セッションに使用しており、基本的に3卓(12~16人のプレイヤーが多い)を数えるに至っている。高レベルキャラクターは依然として少数派なので、1卓を彼らのために割り当て始めた。プレイヤーの変化に応じて、我々はすでに70名以上の人をスケジュールしたイベント用にWarhorn.netに登録している。ほとんどのプレイヤーが20代中盤かそれより若く、GMは我々が行ったことも新しい人が行ったこともあることは興味深い点だろう。実際、ほとんどの活動的なGMはテーブルトーク・ロールプレイング・ゲームをPathfinder Societyで初めてプレイしたのだ。
 ザグレブではそれまでの間、2011年に作られたSRP(Section for Roleplay)と呼ばれるグループがAna RajnerとBozo Spoljaricによって作られた。これはあらゆる種類(卓上やLARP…訳注:ライブ演劇型ロールプレイ)のロールプレイング・ゲームをプロモーションやプレイできるようにすることを目的とした最初の集団である。毎週の定期レクチャー(Pathfinder RPGは彼らの最初の公演となる)の傍ら、彼らは2~3ヶ月ごとに組織Game Dayも始めた。これはクロアチアのPathfinder Societyがプレイヤーの大部分を引きつけた場所である。今までのところ、このようなイベントを3つ開催し、より大きな成長が約束されているように見える。
 もう一つの団体はIgranje.orgと我々が呼んでいるものだ。こちらは卓上ゲームを第一義としているわけではないが、こちらもPathfinder Society Organized Playを場所代完全無料で提供する予定だ。
 昨年のうちにどのように卓上ゲームがクロアチアで広がっていったかを見ていくことは本当に驚きに値する。そして願わくば、これがただの始まりであればよいのだが。
 Istrakon 2012では最初の複数プレイヤーセッションである、"影のロッジの一年 / Year of the Shadow Lodge"を開催し、これが強力な組織運営型ゲームを含んだ最初の大きなコンベンションとなった。2日に渡り12卓が成立し、大きな成功を収めた。
 今年、Sferakonは4/26~29のEurocon 2012の開催地となった。文字通りのコンベンション――全く定まったゲーム・プログラムがないことで知られている――として、Pathfinder Societyは最古のクロアチアのコンベンションで偉大なスタートを切った。最も重要なこととして、スロヴェニアのプレイヤー・グループの一つが3日全てで参加してくれたことが挙げられる。彼らはPathfinder Societyをスロヴェニアで成長させることに非常に前向きで、そこで最初のPathfinder Societyイベントを行う計画をすでに進めている。
 将来は明るく、ゲームは人々が趣味に回帰している以上に広がり続けると期待している。2つの新しいコンベンションが告知された。1つは今夏サラエヴォで、もう1つは今年の11月にスロヴェニアで開催される。これは自らの拠点の外でPathfinder Societyを開始する人を増やす素晴らしいチャンスになるだろう。
 最後に、忙しい仕事を引き受けていくれるGMみんなに、Pathfinder Societyに無くてはならないプレイヤー全てに、そして私の愛する趣味を共有する助けとなってくれた運営者のみんなに、本当にありがとうの言葉を送らせてほしい。特に我々が信奉してやまず、この奇妙で小さな地域にチャンスを与えてくれたMikeよ、本当にありがとう。

 もし君が他の国にいてVenture-Captainがおらず、Zrinkaがやってきたように素晴らしい仕事を成し遂げることができると思うなら、何枚かの写真とともにその地域のPathfinder Societyプレイについて記し、どうか私に送ってほしい。

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator

Pathfinder Society in Croatia, Bosnia, and Slovenia (or South Eastern Europe Calling)
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldec?Pathfinder-Society-in-Croatia-Bosnia-and
----
今月は南西ヨーロッパ。

やはり身内セッションが主となるのはどこでも一緒なんでしょうね。

JGCとかFEARコンとかDACとか、日本でもいろいろありますが、
公式セッションが広がるようにしてきたいもの。
# つーても、身内セッションは面白いですからのう…

Pathfinderを広めるためにも、まずはDAC愛知向けのシナリオ整理しなくちゃな…

2012年5月5日土曜日

Pathfinder Battles Preview:不作法なるもの、悪きもの、醜きもの

2012/05/04 金曜日

 来たるPathfinder BattlesセットであるRise of the Runelordsの全てのミニチュアを公開できるまであと少しだ! 造形や塗装原版を紹介し始めたのはほんの数週間前のような気がしていたが、実際には何ヶ月も過ぎ、ミニチュアの生産工程が工場へ進み始めたこともタイピングした。塗装計画は許可され、全ての決定話され、そして今、8月初旬のリリースを待つばかりとなった。

 ああ、今できることは、待つことと幾ばくかの紹介のみなのだ!

 2週間前私は醜いものについて約束した。そして今日、このセットの暗部から3体のフィギュアを取り出して闇の誓約を全うするとしよう。彼らは暗い裏通りでなんて当然出会いたくもない、気味の悪い存在である。そして彼ら3体はゲーム卓に身の毛のよだつ感覚を付け加えることになる。



 最初に紹介するのは"オーガキン / Ogrekin"。この不快な生まれながらのハーフオーガの一族はRise of the Runelordsアドベンチャー・パスの第三章「鉤山の大虐殺 / The Hook Mountain Massacre」の中心的な存在である。ざまめく筋肉と奇形の(本当に醜い)頭を持つこの大男は荒野で見回しながらさまよっている…ああ、彼は「恋を探してる」と言いたいだけで、この点に関してはそのままにしておこう。このコモンのミニチュアは表向き中型サイズだが、彼の上から下までのサイズの関係上、本当に威圧感のあるフィギュアになっている。

"フェイスレス・ストーカー / Faceless Stalker"は表の世界の空気呼吸を行う様々な種族と対話を行うものとして、神秘的なアボレスが遥か昔に作り出した存在だ。痛みを伴う生体内作用によって、作成者は敵の姿をとることができるようにその姿を歪めねじることができる。君の妻や親友のふりをしていないときにの、奇妙な姿のない形をここでは表している。この写真は赤みを帯びたインクによる、目立たないところや肌(特に背中)にある肉の裂け目といった、細かな気味悪さを全く示すことができていない。"フェイスレス・ストーカー"はBestiary 2で初登場したが、この本を持っていないにせよ、このコモンのフィギュアはこの恐るべき人型生物の役割を担えるんじゃないかな。おえっ!

今日の最後は親しい隣人を持ってきた。彼らは人を斬り殺す狂人たちの地方カルトに属している。ヴァリシアの住民に知られるその名は"スキンソー・カルティスト / Skinsaw Cultist"だ! このコモンのフィギュアは非常によくできた一般狂信者だ。かれのスキンソー・マスクとウォー・レイザーはPathfinder Campaign Settingでしっかりとつながれており、そのローブとぞっとした姿はどのキャンペーンであっても不道徳的なカルトの戦闘構成員としてうまく機能するだろう。

 今週はここまで。もうご覧に入れる造形はわずかだけだが、本当に驚くようなものがまだあることを約束しよう! 来週はRise of the Runelords Pathfinder Battlesミニチュアの他の初期の外見をお伝えしよう!

Erik Mona
 Publisher

Pathfinder Battles Preview: The Gross, the Bad, and the Ugly
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldf0?Pathfinder-Battles-Preview-The-Gross-the-Bad-and
----
ストーリー関連の悪役衆が出てきましたな(これで味方だったらどうしよう)。
スキンソー・カルティストはレッド・マンティス暗殺団に関連するのか、
これは胸躍るフィギュア。
全体的に気持ち悪いフィギュアの方が出来がいい気がしますね、まあこれは目を引くからかな?

2012年5月3日木曜日

PaizoCon 2012:PaizoConのイベントを登録せよ!

2012/05/02 水曜日

 PaizoCon 2012には来場されるだろうか? このショーの間に1つ以上のイベントに参加するだろうか? 出席者向けイベントの提案が今公開中だ! 以下のイベント・アンケートをevent@paizo.com宛てメールにコピー&ペーストして送ってほしい。そしてそれがコンベンション向けか考えることにする。Paizo Conで運営したいイベントそれぞれに対する全ての質問に回答するように。

 このイベントの提案プロセスは参加者専用の運営ゲームだ。Pathfinder Societyイベントの提案は行わないこと。参加者イベントの提案は5/11に締め切られる。それから我々は参加者向けイベント、特別Paizoスタッフゲーム、討論会、他のスケジュールを、標準の「イベントくじ引き」形式で参加者が選択する基本計画に組み込んでいく。

 運営したいそれぞれのイベントについて、以下の情報を提供してほしい。
  1. イベント名
  2. イベントの詳細(200語以内)
  3. 種類(RPG/勉強会/討論会、など)
  4. 運営者名(paizo.comに登録しているメール/アドレスを含む)
  5. ゲーム・マスター名
  6. ゲーム/ルール/システム(3.5 OGL、Pathfinder RPG、など)
  7. ゲームの版(3.5 OGL、Pathfinder RPG、など)
  8. 作成済みキャラクターを提供する予定か?(Yes/No)
  9. 年齢制限(10+、13+、17+、など)
  10. ゲームの複雑さ(通常、難しい、など)
  11. 要求される経験(初心者/経験者/様々、など)
  12. 商品はあるか?(Yes/No)
お忘れなく、PaizoConで運営したいイベントそれぞれについて、上記12の質問をメールにコピー&ペーストすること。events@paizo.comへ完成された参加者向けイベント詳細を送ってほしい。参加者イベントの提案は2012/05/11まで、全てのイベントのくじ引きはその後その後すぐに掲示されるだろう。場所には限りがあるため、全てのイベントを組み込むことはできない。

 PaizoConのもう一つのすばらしい一年を楽しみにしている。参加者イベントはこのショーを興奮するものにする項目の大部分を占めている! 詳細をすぐにまとめて、PaizoCon 2012で我々に見せてほしい!

Jeff Alvarez
 Vice President of Operations

追伸:いつも連載されている水曜のWeb Fictionは明日に背信される!
PaizoCon 2012: Register Your PaizoCon Events!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldeb?PaizoCon-2012-Register-Your-PaizoCon-Events
----
ということで何とか追いつきました^^;

いやーWeb Fictionだと思って油断してたら順番変わってましたね~
さて、PaizoConという雲の上のお話なんですが、プレイヤー参加型のイベント、と言うかGMの募集ですねこれ。

GM以外にもいろいろできるみたいですが、勉強会とか何やるんだろう^^; 公式でGM強化勉強会やるわけだしねぇ…

参加者が熟練しているかどうかとか、作成済みキャラクターの準備予定があるかとか、DACのGM募集みたい^^ やっぱり、このあたりの格差はどうしても出てくるんでしょうねぇ。。。(どのゲームでもあることか)

しっかし、でっかいゲーム・イベント、参加したいぜよ!

Adventure Race Guide Preview:焼き殺せ!

2012/05/01 火曜日

ゴブリンが火が異常なほど大好きだってことは誰でも知っている。彼らは火のちらつきと敵の悲鳴の音を焼き払うのを見るのが大好きなんだ。ゴブリンの冒険者(他の神経質な種族とうまくやっていく努力をしている)は自らの放火衝動を抑えることができるものもいるし、その力を生かし破壊の力に向けさせる方法を学ぶものもいる。

もちろん、Advanced Race Guideにおけるゴブリンの章は炎による破壊についてかなりの選択肢を持つから、火に焦点を当てたアルケミストのアーキタイプはすばらしく合致するものに見える。だから今週は読者のみんなに"炎の爆弾魔"を紹介しよう。このアーキタイプを見れば気付くように、本書におけるゴブリンの破壊行為には、たくさんの特技から新しい発見まで、相当多くの選択肢がある。しかし本書が点検されて出版されるまで、しばらくお待ちいただくことになるだろう。

炎の爆弾魔(アルケミスト)Fire Bomber (Alchemist)

炎の爆弾魔は爆弾を使用してクリーチャーを焼き、ものを爆発させることに異常なほど卓越している。しかし他の爆弾やエキスを作ることはそれほどではない。炎の爆弾魔は以下のクラス特徴を持つ。

武器と防具の《習熟》:炎の爆弾魔は松明を単純武器として扱う。

炎の砲手(超常あるいは変則)/ Fire Bombardier:1レベルにおいて、炎の爆弾魔が[火]ダメージを与える爆弾を投擲する際には、飛散半径にいる全てのクリーチャーは[火]ダメージを及ぼすダイスごとに追加の1ダメージを受ける。炎の爆弾魔は[火]ダメージを与える爆弾や錬金術物質のダメージにのみ、【知力】ボーナスのみを加える(訳注:通常は全ての爆弾や錬金術物質のダメージに【知力】ボーナスを加える)。それ以外の点においては、このこの能力は錬金術師の爆弾と万能投擲術能力と同様に機能する。この能力は爆弾および万能投擲術と入れ替える。

ボーナス特技:炎の爆弾魔は《焼け!焼け!焼け! / Burn! Burn! Burn!》、《炎の調教師 / Fire Tamer》、《炎の心 / Flame Heart》特技を、発見の代わりに選択することができる。

炎のカクテル(超常)/ Firery Cocktail:4レベルにおいて、炎の爆弾魔が[火]ダメージ以外のダメージを与える発明を使用する際には、そのダメージ・ダイスを爆弾の元々のダメージ種別と、1d6ポイント単位の[火]ダメージに均一に分割することができる。ダメージ・ダイスの数が奇数である場合、端数となったダイスは元々のダメージ種別として扱う。例えば、8レベルの炎の爆弾魔は、2d6ポイントの[火]ダメージと3d4ポイントの[音波]ダメージを及ぼす振動爆弾(訳注:通常ならば5d4ポイントの[音波]ダメージを及ぼす)を投擲することができる。この爆弾の追加効果は通常通り適用される。しかしこの混合した爆弾のセーヴDCは2減少する。この能力はアルケミストの4レベルの発見と置き換える。

炎の体(変則)/ Fire Body:8レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIを3レベル・エキスとして自らのエキス・リストに加える。炎の体として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は毒に対する抵抗+6と置き換える。

 Illustration by Andrew Hou
炎の体強化(変則)/ Improved Fire Body:10レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIIを4レベル・エキスとして自らのエキス・リスト(訳注:原文は呪文リストだが、誤記と思われるため修正)に加える。炎の体強化として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は毒に対する完全耐性と置き換える。

上級炎の体(変則)/ Greater Fire Body:14レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIVを5レベル・エキスとして自らのエキス・リスト(訳注:原文は呪文リストだが、誤記と思われるため修正)に加える。上級炎の体として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は持続変異薬と置き換える。

発見:以下の発見は炎の爆弾魔アーキタイプを補完する:炎の焼き印、ロケット爆弾(補足記事を参照);業火爆弾、精密爆弾、速攻爆弾、爆散爆弾(Advanced Player's Guide);生贄爆弾、爆発する矢弾、ブレス攻撃爆弾(Ultimate Combat);混乱爆弾、掃射爆弾、瓶詰め粘体(Ultimate Magic)。

来週は、WARK!

Stephen Radney-MacFarland
 Designer

Advanced Race Guide Preview: Kill it With Fire!
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lddm?Advanced-Race-Guide-Preview-Kill-it-With
----


前回のエルフ・ドルイドに引き続いてはゴブリン・アルケミスト!

絵がWe Be Goblins!の彼なのも胸躍るポイント

炎の爆弾魔はとりあえず[火]ダメージで行くという無茶なビルドがゴブリンっぽくていいですね。
完全耐性持つ敵出てきたらどうする気やねん。
# そういう場合も考えて、普通の発明もとっとくんでしょうね^^;

ちらっと書いてある新特技、《焼け!焼け!焼け!》の効果は気になるところ。ろくでもない説明しか書いてなさそうなのが逆に興奮します。ゴブリンしかとれないのかな?

ところで、来週のWARKってどういう意味なんだろう?
古語のWorkなのか、それとも新種族か? うーん…わからんのですよね^^;

「復活したルーンの年」の紹介

2012/04/30 月曜日



このブログ記事を書くために、私はGen Conの進行作業を中断し、私の心はさまよい始めた。私は過ぎ去りしひびのことを少しと、昨年のこの時期には私たちがUltimate Combatの作業を進めることにどれだけ強い負荷を感じていたかを考えた。物事が変われば変わるほど、負荷は同じようにかかり続ける。とにかく、私は自問する。「自分よ、昨年このとき、私はこの記事にどんなことを書いたっけ?」

「そうか!」私は答える。「探して見つければ済む話だ!」

今、月曜のPathfinder Society記事をしばらくの間追いかけてくれている読者には、2011年春のこの時期に何が書いてあったのかをしばらくすれば思い出すかもしれない。我々は「将来のPathfinder Society Organized Play」についての記事を長期連載としてまとめていた。実際、あのシリーズでは週刊記事を始めることになり、月曜が私自身の特別な曜日となったときだった。だから私はこのシリーズの第7部を5/2から過去にさかのぼって確認した。そして驚いたことに、このシーズンのタイトルが「紅玉不死鳥杯(ルビー・フェニックス)の一年」と報告されていた。

「私よ、月曜の記事でシーズン4についても同じ事をすべきではないか?」私は問いかけた。これはいい提案だと思えたから、私は同意した。

Pathfinder Society Ornganized Playキャンペーンのシーズン4は「復活したルーン(ライズン・ルーン / Risen Rune)の年」と名付けられる予定だ。このシーズンの焦点はマグニナールのヴァリシアの町にある急成長するPathfinder Societyのロッジになるだろう――Gen Con 2012で初お目見えとなる、近刊予定の「砕けた星」アドベンチャー・パスの焦点でもある。このアドベンチャー・パスはPathfinder Societyとして認可されることはなくOrganized Playキャンペーンの派閥システムで使用されることはないが、アドベンチャー・パスとPathfinder Societyキャンペーンの多くが重なり合うことになる予定だ。だからこのキャンペーンを読者がプレイされるかはともかく、ヴァリシア地域の未開のフロンティアやそこに存在するタッシリオンの廃墟を探索する多くの選択肢が与えられるだろう。

我々は「砕けた星」アドベンチャー・パスと来月からの「復活したルーンの年」の両方についてもっと多くの情報を持っている。しかしこのわくわくする冒険の公開が迫るまでは、全ての階層のPathfinderプレイヤーがよく知っているVenture-Captain(シェイラ・ヘイドマーチ / Sheila Heidmarch)とPathfinder Societyシーズンの輝かしい新しいロゴをチェックしてほしい。
 Sheila Heidmarch Illustration by Kieran Yanner


「復活したルーンの年」と「砕けた星」アドベンチャー・パスは今年の8月に行われるGen Con 2012でいずれも公開される!

Mark Moreland
 Developer
Introducing the Year of the Risen Rune
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lddl?Introducing-the-Year-of-the-Risen-Rune

----

GW進行のため公開おくれて申し訳ない<(_ _)>

新シリーズ「復活したルーンの年」!
ヴァリシアの未開の地への冒険となると、未開のジャングルを超えた先にある
奇妙な遺跡に潜るシナリオになったりするのかな
# いっぱいシナリオあるのでこればっかりじゃないだろ受けども

そして「砕けた星」アドベンチャー・パスと関係するとなると、さらなる世界観の膨らみが期待できますね

おそらく一方だけやっててもゲーム上支障はないんでしょうが…