ゴブリンが火が異常なほど大好きだってことは誰でも知っている。彼らは火のちらつきと敵の悲鳴の音を焼き払うのを見るのが大好きなんだ。ゴブリンの冒険者(他の神経質な種族とうまくやっていく努力をしている)は自らの放火衝動を抑えることができるものもいるし、その力を生かし破壊の力に向けさせる方法を学ぶものもいる。
もちろん、Advanced Race Guideにおけるゴブリンの章は炎による破壊についてかなりの選択肢を持つから、火に焦点を当てたアルケミストのアーキタイプはすばらしく合致するものに見える。だから今週は読者のみんなに"炎の爆弾魔"を紹介しよう。このアーキタイプを見れば気付くように、本書におけるゴブリンの破壊行為には、たくさんの特技から新しい発見まで、相当多くの選択肢がある。しかし本書が点検されて出版されるまで、しばらくお待ちいただくことになるだろう。
炎の爆弾魔(アルケミスト)Fire Bomber (Alchemist)
炎の爆弾魔は爆弾を使用してクリーチャーを焼き、ものを爆発させることに異常なほど卓越している。しかし他の爆弾やエキスを作ることはそれほどではない。炎の爆弾魔は以下のクラス特徴を持つ。
武器と防具の《習熟》:炎の爆弾魔は松明を単純武器として扱う。
炎の砲手(超常あるいは変則)/ Fire Bombardier:1レベルにおいて、炎の爆弾魔が[火]ダメージを与える爆弾を投擲する際には、飛散半径にいる全てのクリーチャーは[火]ダメージを及ぼすダイスごとに追加の1ダメージを受ける。炎の爆弾魔は[火]ダメージを与える爆弾や錬金術物質のダメージにのみ、【知力】ボーナスのみを加える(訳注:通常は全ての爆弾や錬金術物質のダメージに【知力】ボーナスを加える)。それ以外の点においては、このこの能力は錬金術師の爆弾と万能投擲術能力と同様に機能する。この能力は爆弾および万能投擲術と入れ替える。
ボーナス特技:炎の爆弾魔は《焼け!焼け!焼け! / Burn! Burn! Burn!》、《炎の調教師 / Fire Tamer》、《炎の心 / Flame Heart》特技を、発見の代わりに選択することができる。
炎のカクテル(超常)/ Firery Cocktail:4レベルにおいて、炎の爆弾魔が[火]ダメージ以外のダメージを与える発明を使用する際には、そのダメージ・ダイスを爆弾の元々のダメージ種別と、1d6ポイント単位の[火]ダメージに均一に分割することができる。ダメージ・ダイスの数が奇数である場合、端数となったダイスは元々のダメージ種別として扱う。例えば、8レベルの炎の爆弾魔は、2d6ポイントの[火]ダメージと3d4ポイントの[音波]ダメージを及ぼす振動爆弾(訳注:通常ならば5d4ポイントの[音波]ダメージを及ぼす)を投擲することができる。この爆弾の追加効果は通常通り適用される。しかしこの混合した爆弾のセーヴDCは2減少する。この能力はアルケミストの4レベルの発見と置き換える。
炎の体(変則)/ Fire Body:8レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIを3レベル・エキスとして自らのエキス・リストに加える。炎の体として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は毒に対する抵抗+6と置き換える。
Illustration by Andrew Hou |
上級炎の体(変則)/ Greater Fire Body:14レベルにおいて、炎の爆弾魔はエレメンタル・ボディIVを5レベル・エキスとして自らのエキス・リスト(訳注:原文は呪文リストだが、誤記と思われるため修正)に加える。上級炎の体として使用するエレメンタル・ボディはファイアー・エレメンタルとしての使用にのみ制限される。この能力は持続変異薬と置き換える。
発見:以下の発見は炎の爆弾魔アーキタイプを補完する:炎の焼き印、ロケット爆弾(補足記事を参照);業火爆弾、精密爆弾、速攻爆弾、爆散爆弾(Advanced Player's Guide);生贄爆弾、爆発する矢弾、ブレス攻撃爆弾(Ultimate Combat);混乱爆弾、掃射爆弾、瓶詰め粘体(Ultimate Magic)。
来週は、WARK!
Stephen Radney-MacFarland
Designer
Advanced Race Guide Preview: Kill it With Fire!
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lddm?Advanced-Race-Guide-Preview-Kill-it-With
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前回のエルフ・ドルイドに引き続いてはゴブリン・アルケミスト!
絵がWe Be Goblins!の彼なのも胸躍るポイント
炎の爆弾魔はとりあえず[火]ダメージで行くという無茶なビルドがゴブリンっぽくていいですね。
完全耐性持つ敵出てきたらどうする気やねん。
# そういう場合も考えて、普通の発明もとっとくんでしょうね^^;
ちらっと書いてある新特技、《焼け!焼け!焼け!》の効果は気になるところ。ろくでもない説明しか書いてなさそうなのが逆に興奮します。ゴブリンしかとれないのかな?
ところで、来週のWARKってどういう意味なんだろう?
古語のWorkなのか、それとも新種族か? うーん…わからんのですよね^^;
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