2014年6月5日木曜日

Advanced Class Guide Preview:スワッシュバックラー

2014/06/02 火曜日

Illustration by Igor Grechanyi
子供の頃、私は週末の大部分を、スワッシュバックラーの装備品になりうるものを見て過ごした。海賊、銃士、仮面の復讐者は、私の未熟な想像力に火をつけた最初の火花の一つだった。スワッシュバックラーのクラスをデザインし始めたとき、主要な目標はエロール・フリン / Errol Flynnのような楽しいクラスを作ることだった。その一方で、Captain Bloodの後何十年も経ってから登場した、多くの素晴らしいスワッシュバックラーのヴァリアントを作れるだけの余白も準備した。

プレイテストを始める前でさえ、このクラスには2つのバージョンがあった。Advanced Class Guideで登場する全てのクラス同様に、スワッシュバックラーもハイブリッド・クラスで――2つの既存クラスのルールと根底にあるテーマを兼ね備えたクラス――、中でもファイターとガンスリンガーのハイブリッドだ。プレイテスト前のバーションの1つはファイターに重きを置き、2つ目はガンスリンガーを重視していた。しかしすぐに、後者のほうがずっと面白いことに気づき、気概を威勢 / panacheと変えた。便利で象徴的な発露を作り出すことができるわけだし。それには非常に面白い勇猛果敢 / derring-do――〈軽業〉、〈騎乗〉、〈水泳〉、〈脱出術〉、〈登攀〉、〈飛行〉判定において、出目が炸裂する可能性のある追加のd6を提供する(出目が6ならさらにd6をロールして追加する)――も入っている。

プレイテストの間、フィードバックはこのクラスを改善するために必要な情報を沢山提供してくれた。このクラスを本当に地に足の着いた者にしたかったけれど、同時にプレイヤーがこの大胆な古典的戦士を作り出す余地も十分に持たせたかった。最終的に、スワッシュバックラーは比較的【敏捷力】修正値ダメージを得られるようになり、マルチクラスや特技を通して、素早い精密な攻撃でそのクラスが使用できる様々な武器を通して精密さによるダメージを与えられるようになった(スワッシュバックラー/カンフーを手に入れるために、Ultimate Combatの《蛇の型 / Snake Style》で精密な打撃の発露を試してみて欲しい)。

プレイテストは真のスワッシュバックラーにはどの能力がよく、どの能力がさほどよいものでないのかについてもフィードバックを与えてくれた。例えば、元々の勇猛果敢において、君は威勢を消費し、技能判定の前に発露を使用する必要があった。最終版の能力では判定後に使用することができるが、結果が明らかになる前でなければならない。ずっと刺激的で便利になった。

いい感じに調整できたクラス能力の説明は終わり。続いてアーキタイプ。テーマに基づいた楽しく興味深いヴァリアントを作ることができた。本書では飛刀 / flying blade(ヒント:刀が飛んでいるのであって、スワッシュバックラーが飛ぶわけじゃない。まあウィザードがそうするなら別だけど)、神秘の応報者 / mysterious avenger (ゾロ / Zorroの趣きを作り出すことができる)、ピカルーン / picaroon(ぎらぎら輝く刃を振り回しながらちょっとだけドンパチするような人へ)。スワッシュバックラー用にあつらえた魔法のアイテムに、様々な戦闘特技に威勢特技も追加しよう。君がいつだってやりたいと思っていたスワッシュバックラーをそのまま作り出せる多くの選択肢を見つけることができる。

言葉はもういいね。軽装鎧、鋭いレイピア、さらに鋭い機知を持つ英雄が好きなら、そして袖口にいくつかの技があるなら、君は私達がデザインした以上にスワッシュバックラーを楽しむことができるだろう。

Stephen Radney-MacFarland
Designer
Advanced Class Guide Preview: Swashbuckler
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lg5w?Advanced-Class-Guide-Preview-Swashbuckler
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初めのクラスはスワッシュバックラー

ガンスリンガーとファイターを足したら海賊になりました!?

随分ガンスリンガーよりに見えるんだけど、ファイター要素はどこにあるんだろう……そのあたりは実物を見てからにしてねというところかしらん。

ちなみにイラストは飛刀のもの
ダガー投げの名手なのかな?

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