2012年4月18日水曜日

ファクション(派閥)の熱心な信奉者

2012/04/16 月曜日



 他の組織運営型ゲーム・プログラムと一線を画すPathfinder Society Organized Playを特徴付けるものといえば、ファクション(派閥)・システムだろう。数週間前、Paizoの発行人Erik Mona、キャンペーン運営Mike Brock、そして私で長い会議をありえないほどの回数行った。それは何が現在うまく運営できており、何が不足していて、どうやればもっとうまく回せるのかを決め、改善を行うことでPathfinder Societyキャンペーンの質を全体として向上させることができるのかを考えるため、ファクションについて掘り下げるというものだ。素晴らしいアイデアをたくさん思いつき、Mikeと私はこの数週間、掲示板でこのことをほのめかした。さて、今日私はいくつか些細な事を撤回し、用意している変更点のいくつかを、いくらか詳細にお伝えしようと思う。

 まず、シーズン4の始めに、全10のファクションは一年の間に達成するべき特別な目的を持つことになる。つまりアブサロムの支配権を握るための競争における、ファクション独自の包括的なプロットから一旦後退させる。シーズン0で想像していたよりもずっと大きい範囲である内海地域 / Inner Sea region全体を組み込めるよう、キャンペーンを拡張するのだ。これらの目的は明快で、このシーズンの開始時にファクション長によって、ファクションに所属する全員に告知される。Pathfinder Societyキャラクター全てをpaizo.comに登録し、8月までにメールアドレスとプライバシー設定を更新する必要がある(ファクション長が送るメッセージが失われないように)。全てのPathfinder Societyシナリオのデザイナーはそれぞれのシナリオで各自の目的を達成することができるように、ファクションの計画の概要を受け取る事になる。

 私が任務(missions)ではなく機会(opportunities)と言ったか記載しておこう。ファクションの任務は無くなってしまったわけではない。依然としてシナリオの開始時にファクション長から書状を受け取る事になる。しかし状況により必要となる特別な場合を除いては、ファクションの任務が特別な技能判定(行わないとファクションの任務が失敗する)だけであることはまずない。それらはもっと一般的で、そのシーズンにおけるファクションの目的全体に関わるものだ。ファクションの目的(そしてシナリオのファクション・ハンドアウトで示唆された特別な仕事)を進めるために、それぞれのファクションのメンバーに向けて個々のシナリオで提示される機会があるのは確かだが、プレイヤーがもっと創造的にできるようにもしたいのだ。

 例えば、シーズンにおけるアンドーランの目的(次のシーズンの目的ではない)は奴隷商人をさばきにかけることとしよう。特定のシナリオで、PCは奴隷商人と関連があるとわかっているオシリオンの商人に遭遇するかもしれない。このことに気づいたアンドーラン・ファクションのPCは彼らが適当だと思う方法で商人を扱うこともできる。あるいはこの手がかりに気づかなかったならば、ソーティスの市場で公に奴隷交易のリストを作成するところに遭遇することになるが、この市場で彼らは時間を過ごすこともできる。いずれの場合においても、PCはシーズンの目的全体に向けてファクションを助けており、機会は提供するが決められた線路に従う必要はない。PCは先を打つことで報酬を得、それらの示唆を先回りすることになる。

 議論されたもう一つのホット・トピックは「ファクション間戦争」と呼ばれている。これはそれぞれのファクションが与えられたシーズンの商社になるために他の者と戦うというものだ。我々はこのファクション対ファクションの枠組みを改訂し、様々な成功度合いを獲得することでその目的にどれだけ成功したかを測る方式に変えようと思う。従って、そのシーズンでよい評判を全て得たメンバーのいるファクションは100%成功を獲得し、その行動の結果は進展中の次第に明らかになるキャンペーンの筋書きの上で展開していくことになる。同様に、多少苦しみながら取り得る評判の80%しか獲得できなかったファクションは究極の目的を達成することはできないかもしれないが、それでも多くの成功による結果を見ることになる。最後に、成功の境界の最低線にしか到達しなかったファクションは、世界におけるその失敗の結末を見ることになるだろう。これが、次のシーズンにおけるファクションの目的を決めることになるかもしれない(おそらくファクションの存在に疑問を投げかけるものとなるだろう)。

 10のファクション全てに向けた、いくらか深く(我々が思うに)楽しいプロットを準備している。4つのGen Con用シナリオの著者はすでにそのアドベンチャーにこの筋書きを組み込むべく動き始めている。君のPCが来年に向けて何のために動けばいいのか、ファクション長からもっと多くの情報が送られてくるから、この夏にはアクセスしてほしい。

Mark Moreland
 Developer

Illustrations by Ryan Portillo

元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldbt?A-Dedicated-Follower-of-Factions
A Dedicated Follower of Factions

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 ということでファクションシステムのアップデートについてです!

 正直何が行われているかちんぷんかんぷんなのが現状なのですが、ゲームやっている人が派閥に属して動き回る、世界のどこかにいる仲間が自分と一緒に協力してくれているというのは、ソシャゲ的なおもしろさがありますね!
# いや、まあ順番逆だけど…

 しかしシナリオ書く人は全部考えて書くのか…ハードル高いな!

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