Illustration by Wayne Reynold. ワイドスクリーン版はこちら。 |
Pathfinder Roleplaying Game: NPC Codexはモンスターの代わりにNPCのデータを320ページのBestiary形式でまとめた、Paizo初の書籍である。デザイナー/ディヴェロッパーのSean K Reynoldsに、このPathfinder RPGの最新リリースについていくつか質問に答えてもらった。これを読めばなぜNPC Codexが読者のゲームに必要なものかが分かるだろう。
なぜNPC Codexが必須となるのでしょう?
NPC Codexで君の時間を節約できる。君がGMなら、ゲームに向けたデータの準備は多くの作業時間を要する。NPC Codexは300を超えるNPCの完全なデータが入っている。基本キャラクター・クラス(クレリック、ファイターなど)に20体ずつ、上級クラスに4体ずつ、NPCクラス(アデプト、コモナーなど)に10体ずつ、これらをゲームに持って行けば準備時間は必要ない。Appendix 1として異なるドルイド・レベルに応じた45体の動物の相棒が収められている。Appendix 2としてテーマに合わせた遭遇グループ("バーバリアン部隊"とか"海賊の船員"とか)が7ページ収められている。これは低レベル、中レベル、高レベルに合わせて、それらの遭遇に使えるよう、完璧なNPCデータが入っている。
君がプレイヤーなら、腹心や従者としてこれらのNPCデータを使用できる。ドルイドやレンジャーなら、Appendix 2(訳注:Appendix 1の誤記と思われる)から動物の相棒のデータを持ってこれるだろう。ゲームにキャラクターを持ち込みたいのなら、NPC CodexにはPaizoのアイコニック・キャラクター(訳注:クラスを象徴するキャラクター)の能力値を、レベル1、7、13のそれぞれ3種類が準備されている。
NPC Codexではどのサプリメントが使用されていますか?
NPC CodexではPathfinder RPG Core Rulebookに掲載されているクラス、種族、特技、呪文、魔法のアイテムを使用している。動物の相棒のデータでは、《肉体武器強化》や《複数回攻撃》といった、Pathfinder RPG Bestiaryに掲載されているモンスター特技を使用している。
なぜAdvanced Player's Guideや他のPaizo製ソースブックのものを使用しなかったのですか?
Core Rulebookには多くの選択肢がある。これらを使用して、独特で面白いキャラクターがいくつも作れるのだと言うことをみんなにご覧に入れたかったのだ。Core Rulebookのみを使用することで、NPC Codexは他の本を持っていないプレイヤーにも全部を使用することができるようになっている。APGや他の書籍を使用することのできるプレイヤーは特技や呪文、アイテムを入れ替えれば対応できる。APGに掲載されているキャラクター・クラスや、Ultimate Magicなどに掲載されているアーキタイプを使用した類似の書籍を出版できればと考えている。
これらのNPCは一般的なものなのでしょうか、それとも固有のキャラクターなのでしょうか?
両方の組み合わせだ。それぞれのNPCには一般的な役割、例えば"炎のクレリック / fire cleric"と言ったものが与えられている。それぞれのページにはデータ、全身イラスト、キャラクターの戦略が掲載されている。NPC達の中には(呪文の使い手であるが故にデータが多くなってしまっているとかで)個人的な情報が少ししか記載されていないものもいる。余白がある限り、NPCに固有の名前に背景、目的、NPCをどのような戦闘遭遇や非戦闘遭遇に使用すればいいかの提案を掲載した。例えば"炎のクレリック"データの後にはAleksion Coricについての情報が掲載されている。彼は不純と反逆を焼き払うために炎と真実を使いこなす。
もちろん、データだけが必要でキャラクターのコンセプトが不要ならば、君のキャンペーンに適合するような説明文に置き換えることもできる。
自分のゲームにこれらのNPCを合わせこむのはどのくらい簡単でしょうか?
それぞれのキャラクター・クラスの多くの一般的な選択肢を与えられるようにしたかったが、キャンペーンで特別な役割を持つ一般的でないキャラクターも提供している。一般的に、基本クラスそれぞれのキャラクターはそのクラスの一般的な代表選手である。例えば1レベルのウィザードは一般的な冒険者の魔術師であり、3レベルのウィザードは雇われものの総合術士だ。しかし2レベルのウィザードは通りで奇術を行う心術士であり、4レベルのウィザードは個人的な調査を請け負う占術師である。他のレベルの"一般的な"ものを提供することで、遭遇で必要なものから1つのCRしか離れていないようになっている。
3章では5つのNPCクラスに属する1~10レベルのキャラクターが掲載されている。単純な乞食や養豚家、店主、船乗り、大工、護衛、従僕、その他の冒険者でないキャラクターが必要ならば、本章で解決されるだろう。
データは改造できますか?
もちろん! ドワーフの山岳民(レンジャー7)をウォーハンマーの代わりにバトルアックスを使用させることもできる。これは持っている武器を変えてやればいい。森の守手(ドルイド3)を風の領域を持つ代わりに動物の相棒を持つ余蘊に変えたいなら、Appendix 2(訳注:Appendix 1の誤記と思われる)から相棒を連れてくればうまくいくだろう。多少手の込んだ奴にしようと思ったら、NPCの種族を変えたりアーキタイプを追加すればいい。NPC Codexの目的は本書掲載そのままのデータを提供することだけど、変えたいと思ったらそうすればいい。
新しいイラストはありますか?
もちろん! Bestiaryのように、それぞれのページにいるNPCはみんな全身イラストが付記されている。書いたのはPaizoの素晴らしいイラストレーター、Chris Seaman、Tyler Walpole、Scott Purdy、Roberto Pitturuといった面々だ。
The Pathfinder Roleplaying Game: NPC Codexは現在購入可能
paizo.comか地元のゲームショップで購入を!
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NPC Codex Q&A
元記事:http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5le2p?NPC-Codex-QA
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丁寧な NPC Codex説明。
GMをやると大変なんですよねぇ、NPCのデータ作成。
# 前もこんな話書いたな
書いてあるものをそのまま使ってもいいし、ちょっといじってもいいしと公式で言ってくれるのがいいところ。
気軽に使いたくなったら使うがいいさ!
アイコニック・キャラクターのデータが掲載されているのも、ファンには嬉しいポイント
以外にテクニカルなことしてたりするからあなどれないですぞ
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