2012年7月12日木曜日

Gen ConにおけるPathfinder Societyの概要


2012/07/09 月曜日

 今年のGen ConはPathfinder Societyにとって、今まででもっとも意欲的なものといえるだろう。Gen Conという北米最大のゲーム・コンベンションにおいて、私はプレイヤーにとっての価値を高めながら、Pathfinder Societyを今までよりも大きくより良くする方法について考えを巡らせた。だから、もし読者の方が今年のGen Conに参加してくれると思って、私はPathfinder Societyに期待しているおおよそのことを説明しようと思う。

 昨年、我々はスロット(訳注:Gen Conの時間単位)ごとにPathfinder Societyシナリオを50卓運営した。チケット販売が始まった最初の週にほとんど全てのチケットが売れてしまい、私は我々がプレイする機会を広げたいと自覚した。2011年にはPathfinder Societyの大きなゲーミング・ホールを作るため、壁を取り付けて4つの部屋を持つことにした。それぞれの区域で等しく多くの卓がひしめき合うことになったので、我々は今年7部屋を準備し提供した。ゲーミング・ホールのほぼ倍のサイズを持たせて、卓の数を増やす一方で卓間の空間をいくぶん広げた。これらは昨年何人ものプレイヤーとGMに提案を受けて知ったことだ。だから、私は今年50%の卓数増加に留めることにし、スロットごとに75卓にPathfinder Societyゲーミング・ホールを拡張することにした。

 我々が受けた優れたフィードバックとしてもう一つ、Pathfinder Society総括部を1つの壁に対する形で配置したことを挙げよう。ゲーミング・ホールのハズレにいる人達は総括部とやり取りするのが時間的に難しかった。今年のホールはほぼ2倍のサイズがあり、私は総括部とGMやプレイヤーが交流しやすいように手を入れようと考えた。従って、我々はPathfinder Society総括部を以前より大きなものとし、ゲーミング・ホールの中央に置くことにした。更に、Pathfinder Society総括部の作業(これにはGen Conの間に埋めなければならないトラッキング・シートのデータ・エントリーを入手することが含まれている)が素早く簡単に行えるように、ゲーミング・スロットごとに8~10人のアルバイトを配置した。このことにより、ショーの後一週間遅れたのとは対照的に、サイトに出てきた間違いを修正する助けとなる。アルバイトの人たちはGMやプレイヤーを卓に集め、プライズ卓を手助けするなどの様々な仕事を行うことになる。

 我々はそこでPathfinder Societyのシーズン4の導入を行う。新しいPathfinder Society Guide to Organized Play(あと数週間でブログの記事として話題に出す予定だ)が運用され、読者のみんなが新しいルール変更とルールの微調整を評価するだろう。シーズン3には、PaizoConで公開されたシーズン3シナリオの最後の4つのように面白いシナリオがまだいくつもある。しかし我々は"復活したルーンの年 / the Year of the Risen Rune"をシーズン4のキック・オフを推し進める新しい4つのシナリオとともに開始していく予定だ。合計で、プレイヤーが選択することのできる18の独立したシナリオを提供することになる。

 更に我々は今まで最大となる、450プレイヤーが1つのグループとして冒険を達成するGen Con Specialを開催する。これは最近2つのGen Conにおける"影のロッジの一年 / the Year of the Shadow Lodge"および"アブサロムの下の血 / Blood Under Absalom"によく似ている。今年我々はこのSpecialを拡張し2012年にのみ使用することができる独占第二ラウンドを作り出した。それぞれの段階から上位3卓を、秘密の得点システムを駆使して第二ラウンドに進めるのだ。それぞれの卓を評価するために4つ星ないし5つ星のGMのみを選択した。その多くはかつての支部長か現在の支部長である。我々はまた、著名なGMを1~2人混ぜることにした。第二ラウンドに進んだそれぞれの卓では第一ラウンドで獲得し全てのプレイヤーに与えられたものよりっも優れたクロニクル・シートが与えられる。第二ラウンドのそれぞれの段階における最上位の卓はGen Conでのみ使用することができる、オンリー・ワンの特別なクロニクル・シートを提供する予定だ。

 これら2つのクロニクルを取り損なったとしても心配しないで欲しい。勝利に寄与する18の新しいPathfinder Societyコンベンションのクロニクルも提供する予定だ。今年読者のみんながイベントを2つこなすたびに、特別なPathfinder Societyの恩恵かPathfinder製品のいずれかを勝ち取ることができるだろう。

 これまで述べたこと全てに加えて、Gen Con 2012で今年行われる新しいイベントを3つお披露目しようとしている。Kid's TrackにBeginner Box Introductions、そしてGM 101 workshopだ。
 Kid's Trackでは、我々は子供がGen Conに参加できる朝と昼のスロットに2卓を手配している。ここで彼らに同じ年齢の他の子供達とともに、Beginner Box Introのアドベンチャーを遊ぶ機会を提供する。これらのスロットはそれぞれ2時間で、毎日それぞれの卓で4回運営される。Gen Conのそれぞれの日には異なるアドベンチャーが行われる予定で、4つのアドベンチャー全てを達成した子供にはその成果を表した特別な認可証が与えられる。さらに我々は作成済みキャラクターを提供する。これはBeginner Box Heroesミニチュア・パックに似せたもので、子供が持ちやすいものとなっている。子供達が4つのアドベンチャー全てで異なる作成済みキャラクターをプレイしたなら、その子は完全なセットを手に帰ることになる。このショーの間、親御さんにはBeginner Boxを10%オフで購入できるクーポンが配られる。最後に、我々はそれぞれの子供に持ち替え利用のダイス・セットを配布する。

 Beginner Box Introductionでは、私はこれを5時間とすることにし、今年のスロットを埋めた。最初の1時間はGMがこのゲームの基本ルールを説明し、作成済みキャラクターを紹介し、質問に答える。このスロットの残りの4時間はプレイヤーが昨年10月のBeginner Box Bashを使用した4つのBeginner Box Introアドベンチャーを全てプレイする。

 GM 101 workshopは最終テスト運用としてPaizoConで立ち上がり、Gen Conで公式デビューとなった。この勉強会はジョージア州地域責任者によって準備が進められ、それから6ヶ月以上の間北米の何人ものすばらしい支部長の助けを受け、この地域のGM 101クラスで様々なアイデアを実験した。このアイデアを分類して最高のものに定式化し、GM 101 workshopと呼ぶ明確なガイドラインにまで磨き上げた。5時間という長さ、そしてGen Conの時間はご存じのように貴重だから、このプログラムを2つに分けることにした。第一部は2時間で行われ、Pathfinder GM Basics(Pathfinder GM基礎)と名付けた。この導入プログラムではマスタリングの技能を向上すること、挑戦を制御すること、すばらしい卓体験を提供することに焦点を当てる。第一部は"ロールプレイングと伝承"、"戦闘とルール"、"ゲーム運営"、"さらなる話題"という4つの章に分けられる。第二部はPractice Makes Perfect(練習は完璧を産む)と名付けた。このプログラムの第二部は第一部で学んだレッスンを適用する一方でGMがアドリブ技術を高める助けとなる道具、Deck of Many Situation(多くの状況のデック)を導入する。参加者は異なるマスタリング状況を説明したカードを引き、時間が告げられるまでそれぞれの状況を解決するためにわずかな時間を過ごす。マスタリングのスタイルを観察したことに基づいて、卓越したGM達が助言と技術を提供する。これにより参加者が技術を高め専門知識を広げる手助けとなる。

 最後に、Pathfinder Societyに親しんでいない人向けに、我々は2つのPathfinder Society Q&Aセッションを木曜と土曜の朝に行う。Pathfinder Societyをやってみたいが何らかの理由でやっていないプレイヤーにこのセミナーのどれかに参加してもらい、抱いている質問に答え、Pathfinder Societyをいつかコンベンションででも挑戦してもらえればと願っている。

 あっという間に一ヶ月が過ぎた。私はPathfinder Societyキャンペーン管理者として、初めてのGen Conに非常に興奮している。読者のみんなに向けた、考え得る最高のプログラムを組み立てようとしたし、今までで最高のPathfinder Societyの体験となるように願っている。ほとんどのシナリオでまだ利用できるチケットはあるが、ほとんどはショーで提供するとすぐに数を減らしている。まだイベントのチケットを購入していないなら、Gen Conイベント登録サイトに進んで欲しい。我々がGen Con 2012に向けPathfinder Societyのために計画した、新しく胸躍るイベントの全てを見逃さないように。
 じゃあ8月に!

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator
Pathfinder Society Overview for Gen Con
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldli?Pathfinder-Society-Overview-for-Gen-Con
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 すみません、おくれました^^;

 Mikeの熱い魂がほとばしる長文のGen Con 2012紹介記事。

 一番参加してみたいのはGM 101 workshopかなぁ。やっぱマスタリングはいろいろな人のものを参考にしたいし、方法論があるなら参考にしたいところ。

 子供を対象にしているイベントもいいですね。やっぱ若い世代増やしていきたいですものね。

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