2012年10月18日木曜日

Pathfinder Societyの筋書きと危機

2012/10/15 月曜日

 8月のGen Conで"復活したルーンの一年 / the Year of the Risen Rune"を立ち上げ、今月の2つの新しいシナリオのリリースによって、このシーズンのメタプロットの心臓部をさっそく手がけているところだ。これまでのシーズンでは、完全につながっていないシナリオから短い3~4つに分かれた物語の塊へ、通常はつながっていないシナリオの大きな配列の中にはめ込んでいった。それから一年全体のシナリオの価値に覆う形で、それらを各シーズンの大きな物語の塊の中へ移していったのだ。シーズン2と3、すなわち"影のロッジの一年 / the Year of the Shadow Lodge"と"紅玉不死鳥杯の一年 / Year of the Ruby Phoenix"それぞれの期間中は、大きな物語の塊の中でそれぞれの複数のパートを持つ物語を、ここの物語シリーズの名前をつけてリリースしていた。しかし今年はこの形では進めない。それは複数パートを持つシナリオに問題があると考えたからではなく、別のやり方を挑戦してみようと思ったからだ。

 複数パートを持つシナリオは連続した冒険を好むプレイヤーに非常に気に入られた。また、ゲームデイやコンベンションでこの物語群をまとめてやることができるイベント運営者にとっては、イベントにもっとつながりを持たせることができると言うことで気に入られていた。しかし、順番にプレイする必要があること、このシリーズの階層から外れたレベルであったりすること、1月(場合によってはそれ以上)シナリオリリースが遅れるといった理由で、複数パートのシナリオについてポジティヴな反応をくれた人に対して不満を抱くPathfinder Societyのメンバーも存在している。

これらの対応として、我々は複数パートのシナリオ群形式をこのシーズンは脇に置くこととした。そして新しいこと――高レベルと低レベルのメタプロットを直接シーズンの大きなメタプロットに結びつけることにした。これらの冒険は伝統的なキャンペーンと同じ方法で組み上げられるが、その中で継続して苦しむことなく、順番は関係なく異なるPCによってプレイすることができる。しかしそれらを決まった順番に従い同じキャラクターでプレイすることもできる。それはすっきりとした流れで物語群の始まりから終わりまで行うことになり、より物語がはっきりするだろう。いずれのやり方であれ、メタプロットを始める冒険は今月リリースされる!

 1~7レベルのパスファインダーは"アスピス組合 / Aspis Consrtium"が扱う複数のシナリオをこなし、その地域における組合の長き地位にかかわらずPathfinder Societyの地位固めをすることになるだろう。このメタプロットはPathfinder Society Scenario #4-07: 絆の分断 / Severing Tiesで始まり、我々が暫定的に"競争の終わり / Rivalry's End"と呼んでいる、6月のTier 3-7シナリオで終わりを迎えることになるだろう。このメタプロットは今までのシーズンから少なくとも2人の悪役が配置されている。彼らはまだ明かすわけにはいかない、プレイに際し配置されるべき役割を持っている。

 通常のPathfinder Societyプレイの最高tierにいるキャラクターを持つプレイヤーは、今月からリリースされるTier7-11シナリオそれぞれが、失われた時を思う古代サーシロンの信仰、リサーラ教団と直接結びついていることに注意するといいだろう。このシーズンの流れの後、Pathfinder Societyの最高レベルの現場諜報員はこの教団の調査に回され、彼らがもくろんでいることを明らかにし、今までPathfinder Society Scenarioに出てきた中でも最大の脅威と直面することになる。我々はこの年における最も早いシナリオのいくつかで、最後の決戦にむけ種をまいているところだ。そして特別珍しい報酬を獲得したプレイヤーは7月のTier 7-11シーズンの終焉で、エピック級の遭遇(今のところ"ルーンの覚醒 / The Waking Rune")を行う機会があるだろう。多分、生き残れるんじゃないかな。

 Tier 5-9のような中間層の冒険を好むPCについてはどうだろう? ああ、今回のシーズンはTier 1-5、3-7、7-11により重きをおいたシナリオとそれぞれのメタプロットを配置したが、本シーズンはどのような分野であれ対応できる。中間レベルのパスファインダーはヘルナイトの要塞で危険を冒して低レベルのパーティが発見したものを追求し、"ハオ・ジンのつづれ織 / Hao Jin Tapestry"の有り様を変える機会を得、5・6・7月にヴァリシアから近隣の国にPathfinder Societyを広げ、エピック級の発見とともに、シーズン5に至るだろう!

 このシーズンを通してプレイした人、メタプロットを通してプレイする機会を持った人、どうかPathfinder Society掲示板にフィードバックを返してほしい。1レベルの新入パスファインダーであれ、10レベルにいたろうとするベテランであっても構わない。今月リリースのPathfinder Society Scenario #4-07:絆の分断とPathfinder Society Scenario #4-08: 狂信者の口づけを見逃さないでほしい! これらのイベントが地元で開催されているのを見かけたら、欲望を満たすためにこのイラストをチェックしてほしい。


Mark Moreland
 Developer
Illustrations by Daniel Warren
Plots and Perils of the Pathfinder Society
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldz3?Plots-and-Perils-of-the-Pathfinder-Society
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 Pathfinder Societyの今シーズンの方針紹介。

 連番シナリオがやりたい、でも時間がない、関連性がないシナリオが気楽、etc...

 TRPGプレイヤーが求めるものは千差万別なので、これらを全員満足させるのは難しいけども、これになんとか対応しようとするPaizoは立派ですなぁ…

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