ゴブリンの出す音

2014/03/27　木曜日

炎の奉献 / Burnt Offeringsを執筆しているとき、みんながゴブリンを喜んで憎めるモンスターとして表現するためだけにシナリオを設定するという手強い仕事だけでなく、全くの新製品を立ち上げることにも作業の多くを費やした。ノスタルジーと親密さを与える伝統的なものと快適さを同時に感じさせる一方で、同時にこの世界を新しい世界として紹介するためのシナリオ作成をどうすればいいかに注力していた。この最初のAdventure Pathを読む人にこのイノベーションを楽しんで欲しかった。でもそれ以上に感じていたことは、何年もの間同じゲームを楽しんでほしいということだった。
正直、キャラクターたちの声はどのように聞こえるかを考えるのを止めることはできなかったというのは正解だと思う。どうやれば50ページのシナリオが1時間のオーディオ・ドラマに翻訳できるかなんて。

私達がルーンロードの復活 / Rise of the Runelordsをフルキャストのオーディオ・アドベンチャーとしてつくり上げたのをBig Finishとともに確認した時、彼らは答えねばならない多くの質問の中にさらされた。どの象徴キャラクターが物語を語り各シナリオのどの部分が1時間の中で語られるのかを決めるに当たり、Big Finishと緊密に作業していった。

思い返せば、キャラクターを選ぶのは比較的簡単だった。重要なNPCは各シナリオに適切なキャラクターがいることで決められた。だからどのPCをメインとして早急に割り当てるかという話になった――4人の冒険者は必要だった。だってゲームには基本的な前提があるんだもの…でも、どの4人だろう？　最終的に、典型的な象徴クラス全ての外見を知っていた私達は、同じように独特な声が必要だった。最初、リスナーは声を聞いて4人の英雄を聞き分けられる必要がある。その上、ルーンロードの復活の表紙を実際に飾った象徴キャラクターを選びたかった。ハースク / Harskとエズレン / Ezrenは納得がいく。彼らの声――老人とどら声ドワーフ――は独特だ。ヴァレロス / Valerosはすべての象徴キャラクターの中で「メイン・キャラクター」と言っていいほど緊密で、はじめに描かれた象徴キャラクターだから、選ぶのは当たり前。となると初期のパーティじゃないか――でももう一人必要だ。私はメリシエル / Merisielを強く押した。それは私のお気に入りの象徴キャラクターだったからだけじゃない――彼女はエルフで女性のキャラクターだ。現状のラインナップで間違えることはない2つの要素を持っている。


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一団に専任の回復役がいない状態で英雄達を送り出すわけだ…でも幸運なことに、物語はあらゆる面で制御できるし、君がダイスを心配したり予想外の展開で困るなんて事もない。回復役外ないことが重要事にならないように物語を書くことができる。

そしてそれが質問の二つ目をもたらしてくれる――ゲーム・セッションを何日もかけて何時間ものゲームをしているのに、それをどうやって1時間に収めるのだろうか？

そして登場したのがトップレベルにまで進歩したBig Finishの作家さん。各話、著者は彼らが焦点を当てたい要素の短い概要を書き、それからPaizoの我々がその概要と提案された要素を熟考して提案をする。シナリオのどの部分が表紙に相応しいか、どの部分が骨太の選択とはならないかを決めること――ヌアリア / Nualiaの部下の数や憤怒のカタコンベ全体の削除は耳にすると大きなものだ。しかしストーリーラインはそれらがなくても機能する。我々が概要を承認してから、次の段階である全文の承認に移る――ページ毎に目を通し、「ハースクは起こり過ぎなほどの口調だよ」とか「アメイコ / Ameikoはこんなこと言わない」とか、さらにいろいろなフィードバックを返す。そしてこの段階が終われば、次に実際にセリフの収録に移る。

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でも最後の段階――最後の収録の承認――が一番面白かった。ゴブリンの狂った行進を聞きながら仕事で会社に座っているってのはかなりクールだね！

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James Jacobs
Creative Director
A Sound of Goblins
元記事：http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lfze?A-Sound-of-Goblins
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ラジオドラマだ！
まさかそこまで人気が出てるとは思わなかったですよ。。。

ゴブリンやアメイコの声も聞けますよ！
セオニの声が聞けないのがちょっと残念