Meet the Iconics：ジレーレ

2014/05/29　木曜日

Illustration by Wayne Reynolds

　Advanced Class Guideの新しい象徴キャラクター（訳注：iconic characters、クラスを象徴するキャラクター）最初の紹介は、スワッシュバックラー / swashbucklerのジレーレ / Jirelle。スワッシュバックラーのキャラクターを作る全ルールは今年8月発売のAdvanced Class Guideに掲載されるけど、ジレーレ自身は7/21（土）にゲームショップで参加できる私達のFree RPG Dayシナリオ、Pathfinder Module: 砂よりの復活 / Risen from the Sandsで登場する。ジレーレまた、8月に登場するPathfinder Adventure Card Game Skull & Shacklesでプレイできるキャラクターでもある。

　ジレーレは船の上で生まれ、育った。彼女は枷の地 / Shacklesを故郷と呼ぶかもしれないが、自分のことを海賊だとは思っていない。たとえそれが、彼女の子供の頃の暗部――母――から距離を置くためだけだとしても。

　現在では、ジレーレは痛烈な皮肉を放つ、親しみやすく魅力的な人物だ。彼女が新しい友人と仲良くなるのはレイピアで敵を撃つほどに素早い。彼女には劇的な演出に関する才能がある（君が1～2回ケープを回転させたり宙返りをしてみせることができるときに、敵に攻撃をほとんど当てられないのはなぜだろうか？）が、困っている友人を助ける機会を優先し、それを見せびらかしたり栄光を得たりはしない。ジレーレは友、仲間、恋人、家族との関係の力が強くしてくれることを理解している。若いジレーレをシャーク・デーモンのオヴォノヴォ / Ovonovoの生贄になる運命から逃すためにこのようなつながりを強くしたことは、彼女の母の失敗だった。彼女の13歳の誕生日を目前にした日の事だった。

　彼女の母と彼女の船ブラッドクロー / Bloodcrowといえば、よくいる気軽なハーフエルフはまじめに育つ。ジレーレは幼少期の秘密をほとんど誰とも共有していない。そのため、彼女が嵐島 / Tempest Cayの沿岸でブラッドクローを沈め、不幸なエルフの母を殺そうと計画していた内容を知るものはほとんどいない。ジレーレはしばしば人生は友達、遊びとともに、と冗談をいう。彼女の目に潜むわずかな悪意の輝きだけが、その友情を裏切るものに何が起きたかをほのめかしている。

　ブラッドクローから逃れた後、ジレーレはドレンチポート / Drenchportの裏通りでドブネズミのように生き延びて生活していた。質のよいレイピアを手に、母の魔法の外套をまとって（この2つだけが彼女が沈み行くブラッドクローから脱出した際に持ち出せたものだった）、ジレーレは幾重にも鍵をかけた宝箱に稼いだコインと安物の宝石を収め、隠し保護していた。最初、彼女は枷の地からタルドール / Taldorへ居を移すのに十分なお金を貯められればよいと考えていた。タルドールは決闘と浪費の国で、文明によるよりよい生活を約束していると語られていたからだ。しかし奇妙な噂が流布し始める。幽霊船が枷の地の海道を行き来しているというのだ――恐ろしい船の物語は傲慢なバンシー / bansheeにより流されており、アンデッドに縛られていた――ジレーレは彼女によってブラッドクローが沈んだことで、彼女の意図と逆のことが起きたのだと気付いた。粗暴な海賊女王の枷の地のを裂くのではなく、彼女は熱病海 / Fever Seaで、より恐ろしい原因を解き放ったのだった。

　現在、ジレーレはいつか自分自身の船と船員に出資するために出資者を探している。彼女の計画は海賊になることではなく――略奪の人生と残酷な行為は、この大胆不敵なスワッシュバックラーの興味を全くそそらない――、13歳の誕生日の前日に始まった仕事を終わらせるためだ。ジレーレは、彼女自身の手で解決することはできないトリ回している。だから彼女は本当の仲間、終わらせることのできる仲間を探している。武勇と信頼を用いることだけが、ブラッドクローの日々を定めることができるのだ。

James Jacobs
Creative Director
Meet the Iconics: Jirelle
元記事：http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lg5a?Meet-the-Iconics-Jirelle
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　火曜と木曜を盛大に誤訳していたらしく
　Meet the Iconic は木曜連載らしいですね
　# 火曜に両方やると思ってたので楽になってよかった