2013年9月1日日曜日

機械仕掛けの大都市の舞台裏その1:マナ荒野

2013/08/29 木曜日

次にやってくるPathfinder Module: Wardens of the Reborn Forgeの仕事をしている間、アルケンスター / Alkensterのスチームパンク都市国家やその周りを取り囲む魔法欠如地域マナ荒野 / Mana Wastes特有の要素をデザインするという、挑戦的でやりがいのある機会を得ることができた。前者は工業的で歯車仕立ての景観であり、Pathfinderキャンペーン・セッティングにおける他の地域とは全く異なるものだ。その一方で後者はこの地域特有の原初の魔法がしみ出しており、マナ荒野の奇妙な突然変異体が広がっている。2つの要素を組み合わせ、身震いする危険な舞台を造り上げた。Pathfinderキャンペーン・セッティングに見事にかみ合う、異質な舞台となった。

今日、全二回のこの伝説級のモジュール紹介の一回目には、著者でありPaizoの開発者でもあるPatrick Renieに混沌に潜ってもらうとしよう。文明化されたアルケンスターの外側にある荒廃した地を第一の舞台とするWardens of the Reborn Forgeのシナリオ部分で何より興奮する(悲惨な)要素をいくつか紹介しよう。
Illustration by Filip Burburan

Wardens of the Reborn Forgeのシナリオ部は、Karggat-Sultur Hillsを舞台としている。ここはアルケンスターの西、ウストラディ湖 / Lake Ustradiの北に位置する。この鉱脈豊かな丘は、DonGun Holdのドワーフと初期アルケンスターの工業労働者が運命をくみ出し技術帝国を作り出した場所だ。この危機の時代に荒れ狂うアルケンスターに影響を与える力を発見するために、英雄達はこの丘の中に入っていく。昨年の鉱山キャンプは腐敗し廃棄されている。その責任者や居住者はもっと遠くにある豊富な資源を探すために、何十年も前に空っぽの丘を出て行ったのだ。

マナ荒野のお気に入りの要素はマナ嵐 / mana stormだ――激しいスコールで降り注ぐのは雨でも雪でもない。呪文を破壊するマナ荒野で持続したままの、捻れ爆発する魔力なのだ。Inner Sea Magicにある原初の魔法イベントがお気に入りなら、朗報だ。本書はSpellscar DesertかWestern Ravageのいずれかを通過する旅の間に、2倍のイベントが引き起こされるかもしれない。呪文の使い手はこの土地の完全なままの危機を生き抜くために用心しなければならない。単なるマジック・ミサイル呪文が簡単に大災害を引き起こすかも知れないんだ。この既存の災害を軽減するために、マナ荒野に挑む魔法の才能がある冒険者用に、この原初の魔法の危険を提言する奇妙な道具がいくつか作られている。この予測できない秘術を損なう砂漠地域に足を踏み入れる前に、冒険者はこれらのトークンや護符を蓄える程度には頭がいいだろう(このモジュールに詳細は記載されている)。

Wardenに焦点を当てるマナ荒野のもう一つの重要な要素は、この地域に住み定期的に略奪を行う突然変異種の総数だ。自然と人工物の両方の嫌悪は、生きるもののいない岩だらけの荒野で群れをなしてマナ荒野の丘を転がり彷徨う存在を作り出した。肉体と機械をまぜこぜにした恐ろしい巨人、あり得ない機械の巨獣は主と目的を失い、突然変異種の部族全体がCity of Smogから追放し、命知らずのごみ漁りによってのみ手名付けることのできる恐ろしい家畜だけが、マナ荒野の中にいるごく少数の面倒な住人なのだ。全く、剛胆な冒険者だけがこのような恐ろしいクリーチャー――このモジュールに全部登場する――の蹂躙する地で生き残れるよう願えるだろう!
狂気に満ち容赦のない地、マナ荒野で待つ恐怖がどんなものか知りたければ、このカプラメイス / capramaceのイラストを要チェック。こいつは狂気の丘と砂漠を彷徨う怪物の1種に過ぎない。
 Illustration by Maichol Quinto

Patrick Renie
Developer

今週土曜のブログを要チェック。開発者Mark Morelandが、Wardens of the Reborn Forgeのおまけで特集するアルケンスターの面白い要素をいくつか説明するぞ。政治的陰謀、都市内の衝突、魔法に歪められた地形が、City of SmogをGMと読者が忘れることなどほとんどできない地域にしてくれるだろう!

Inner Workings of the Clockwork Metropolis Part 1: The Mana Wastes
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lf1a?Inner-Workings-of-the-Clockwork-Metropolis
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機械仕掛けの街へようこそ
イラスト見ても機械感全然ないんだけど…
化け物がいっぱいいることだけ伝わってきますね!

2 件のコメント:

  1. Inner Sea Bestiaryにもありましたが、マナ荒野には魔法の暴走で誕生したミュータントがいっぱいますからねぇ(^^;
    ここも危険ですが面白い土地ですよね。

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    1. モンスターだらけの土地で、しかもマナ嵐まで発生するなんて狂気としか思えないですね、本当ゴラリオンは怖い世界だ^^;

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