2012年12月1日土曜日

フィンランドのPathfinder Society

2012/11/26 月曜日



Illustration by Daren Bader
前回のアフリカの国際記事から極北、フィンランドに移動しよう。フィンランドは最初の内、Pathfinder Societyの強力なプレイヤー拠点だった。しかし理由は何にせよ、興味は薄らいでいった。5月頃、私はPathfinder Societyの体験を改善するために、フィンランドのファン拠点に復活して欲しいと思った。関心ごとに答えるいくつかのメールの後、Jukka SärkijärviはVenture-Captainの位置に就くことと、フィンランドのPathfinder Societyの復興に尽力することに同意してくれた。6ヶ月が過ぎた今、彼とそのVenture-LieutenantのJussi Leinonenが素晴らしい仕事をこなしたと言っていいだろう。私はフィンランドのゲーム事情において、Pathfinder Societyに再び光を当てることができて興奮している。

 前置きはこのぐらいにして、JukkaとJussiによるフィンランドのPathfinder Societyの報告を紹介しよう。

 かなり初期から、フィンランドにはPathfinder Societyがありました。実際2008年のキャンペーン登録が、フィンランド最大のゲーム・コンベンションRopecon(おおよそ3,500人が参加する)で行われました。Sampo Haarlaaと私がOrganized Playキャンペーンについて紹介をしました。私はそこで何年もレポートし、プレイし、運営を行ってきました。Ropecon 2008はPathfinder Societyをコンベンションで行うには少々早すぎました。そのため実際に行われた最初のセッション――Murder on the Silken Caravan――は二週間遅れで運営されました。あとでVenture-CaptainとなるJukka Särkijärviが運営したのです。彼は3週間後になるまで最初のセッションをプレイすることもできませんでした。そして不幸なクリティカル・ヒットにより、最初のフィンランドのSocietyプレイヤーは第二のキャラクターを登録しなければなりませんでした。 
 不運と信じられないTPKの連続の後にJukkaは2人のキャラクターを失った最初のプレイヤーとなり、Venture-Captainに任命された後には、彼は死亡したPCを最も多く所有するという栄誉を得ました。言い換えれば、彼が運営した卓では最も多くPCが死んだということですが…
 Pathfinder Societyはここではゆっくりと始まりました。おそらく25人くらいの実働プレイヤーがヘルシンキの街区に広がり、彼らが出かけると新しいシナリオをプレイします。次の予定を合わせるまでに、すぐに多くのことがやりたくなります。同じメンバーでアドベンチャー・パスを遊ぶか、毎回全く違うゲームをやりたいか、参加者はどちらかの好みを持っていました。Season 0の開花時の後、2年の間、Ropeconの外では非常に小規模のPathfinder Societyしか運営できずにいました。
 2011年、RopeconはErik Monaを主賓として招いてもいいだろうかと聞いて来ました。彼は「もちろん」と答え、その後はご存知のとおりです。このことがコミュニティに運営とゲームプレイの新しいエネルギーを注ぎ込み、我々は底をつく危険のない処分品として2年分の手付かずのモジュールを持っていました。旧来のプレイヤーは帰還し、新規プレイヤーが加わりました。ついには、Ropecon 2011は非常にささやかなものの、Pathfinder Societyとして7卓を準備できたのです(ロールプレイングゲーム全体では165卓)。しかしそこには多くのプレイヤーの心に火をつけたErikがいました。そして彼がこの国を去った後も、長くその日は続いています。
 ヘルシンキ地区では、地元の工業大学におけるRPG活動が活発になったことでSocietyプレイが再興してきました。そこではゲーム・マスターとパーティ・メンバーがセッション毎に入れ替わるという組織プレイのモデルが見られています。毎回キャンペーンに参加できることを保証できない多忙な学生には最適なやり方なのでしょう。フィンランドではSeason 3の間、Pathfinder Societyのセッションがこれまでの3つのシーズンの合計よりも多く行われました。Ropecon 2012ではPathfinder Society卓が20卓見られ、そこには"アブサロムの下の血 / Blood Under Absalom"特別卓もありました。我々もいくらかの卓で対応しました。我々の5卓のPathfinder Societyでのゲーム・マスター(Venture-CaptainのJukka Särkijärviと、ヘルシンキのVenture-LieutenantのJussi Leinonenもいました)が組織運営メンバーとなり、コンベンションの間忙しく責務を果たしました。
 
この国の情勢 The Lay of the Land
 
 開催の地、Ropeconはフィンランドで第一のゲーム・コンベンションであり、首都ヘルシンキの隣の町、エスポーで毎年夏に開催されています。二番目に大きいものはTraconで、こっちは冬から春にかけて日程が移り変わっていて、今では秋の初期に配置されています。実のところ第一義としてはアニメ・コンベンションですが(アニメのファンは熱心で数も多く、彼らにロールプレイング・ゲームに興味を持ってもらうように努力しているところなのです)、運営者の興味の広さのおかげで、少々ロールプレイング・ゲームをスケジュールに組み込んでいます。ことしのTraconでは、我々はPathfinder Society卓を7つ(全体では20セッションほど)を準備でき、要望はあるものの、コンベンションは卓上用ゲームとして運営されました。来年のTraconではPathfinder Societyもロールプレイング・ゲームも、さらなる成長があるのではないかと我々は見越しています。コンベンションでもっと目立つことを提供できるように、運営委員ともっと緊密に仕事をしていく予定です。
この国にはトゥルクのConklaaviやオウルで年二回行われるMaraconなど、もっと小さなコンベンションもあります。これらのコンベンションにPathfinder Societyを持って行き、自分で続けていけるコミュニティをはじめさせようという試み、そしてこれらの街にいるVenture-Lieutenantたる人物に声をかけるといった作業は今後の課題です。
 今のところ、コンベンションシーズンから外れており、フィンランドのPathfinder Societyの中心はヘルシンキ、エスポーやタンペレといった大学のゲーム・クラブに移っています。秋は新しい学生が入ってくることもあり、キャンペーンに新しいプレイヤーを招くのに特にいい時期です。
 アメリカとは異なり、フィンランドではゲーム店でRPGをプレイする文化が本当にありません。しかし現在タンペレにあるPuolenkuun Pelitというお店で定例ゲームの設定をしようと働きかけています。ただこれを書いている段階では、フィンランドのキャンペーンは、コンベンションやクラブのゲームデイといったタイミングで一回のセッションに焦点を当てているのが主となります。毎週夕方にゲームを行うような習慣も今はありませんし、それぞれのセッションは我々のコミュニティwikiや掲示板で独立に行われているのが現状です。このアプローチはゲームをプレイしている人の支持に主導されているのですが、ある週の定例日に何かあったとこのことを考えると、Societyゲームで誰も排除されないように柔軟性を加えることでもあります。
現在の勃興と過去の大学生をプレイヤー基盤として、キャンパスのクラブ室を半公共ゲーム・スペースとして使用できるようにしました。特に家でのゲームに詳細することを明らかに嫌う新しいプレイヤーを招待するのに効果があります。公共の場所でのゲーム運営は他のゲームを周りで遊んでいる人の好奇心をPathfinder Societyに向けることもできます。フィンランドでメインで活動しているプレイヤーは60人ほどですが、求められているほどのGMが準備できていません。この事実を変えようと動いていますし、GMスクリーンを広げればプレイヤーが熱狂的になるのは非常に楽しいことです。Pathfinder Societyが持つ組織プレイモデルは有益な者であることを、ここで証明しましょう。見込みのあるゲーム・マスターは長期運営されるキャンペーンを提供するために宣言なく挑戦することができ、GMが自分のためにならないと決めたことで誰も困らせることはできず、数ヶ月に一回しか行わないような場合でも構わないのです。組織ゲームのキャンペーンでGMをする子とは、"カジュアル"なゲームよりもずっと質は高いことが要求されるにもかかわらず、多くの新しい人々が他の人がやらないようなゲームを運営する努力を行っています。
  バルチック海を越えてくる北風により、フィンランドのゲームシーンは北アメリカではなく、ヨーロッパの他の地域から孤立しています。つまり、ここにいるゲーマーの大多数は英語でゲームをプレイし(結局ルールブックを英語で読むわけで)、そして多くの口のうまいGMを見ることができます。
 フィンランドでSocietyゲームを槍ル場所を探しているなら、pfshelsinki@gmail.com(ヘルシンキ街区)かpfsfinland@gmail.com (この国の他の地域)までメールを下さい。ゲームツアーとしてなら、Ropecon(2012/7/26-28に開催)では毎年海外から3,500人者来訪者があり、Pathfinder Societyその他で楽しんでいます。
Jukka Särkijärvi
Venture-Captain, Tampere, Finland
Jussi Leinonen
Venture-Lieutenant, Helsinki, Finland

 フィンランドの素晴らしいPathfinder Society Lodgeで再燃するプレイヤー、GM、Venture-Captain、Venture-Lieutenantのみんな、ありがとう。この国の他の地域でVenture-CaptainやVenture-Lieutenantになりたいという人を探している。そしてPathfinder Societyがもっと強固なものになるのを見ていきたい。素晴らしい仕事を続けておくれ!

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator
Pathfinder Society in Finland
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5le2y?Pathfinder-Society-in-Finland
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 フィンランドのPathfinder事情
 絶賛キャラクター殺しまくり中のGM…こういう人、サークルに一人はいますよね^^;

 一回ばらばらになったのに復活したってのは物語的でいいですね(やってた人はすごい大変だっただろうけども)

 みんな英語でやってるってところもすごい
 人増やすの大変そうだけど、英語結構しゃべれるもんなんかなぁ

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