2012年6月14日木曜日

求婚者と噂、その1

2012/06/11 月曜日

今週、我々はもう一つの"大集会"の最新情報を得た。これはグランド・マスターのトーチが私に伝えたことである。

我が信頼を勝ち得た同士よ、
 最近マルドリス少佐がブラクロス家との婚姻を拒絶したことを踏まえると、今年の"集会"には様々なスペシャル・ゲストが招かれるだろうと私は考えている。ひょっとしたら君も知っているかもしれないが、信頼に足る我が知性に誇りを持って、君たちそれぞれにこの情報を渡すことにする。これによって君たちが"集会"に容易に参加できるよう、願っている。
ダミアン・カストナー:ヘルナイト騎士団のマラリクトル(訳注:maralictor、ヘルナイト幹部)であるカストナーは裕福な伯爵夫人ザータ・ドラルニーン(訳注:Paracountess Zarta Dralneen、アブサロムに出向しているシェリアックス外交使節)に招待された。ダミアンはヘルナイトのスカージ(鞭)騎士団の熱心な一員でもあり、伯爵夫人の願いに敬意を表そうとしているようだ。彼はヘルナイトで尊敬を集めており、人格完成のほぼ完璧な見本である。伯爵夫人が彼を招待することで考慮することとは何なのだろうか?
ガリス・パメンター:おそらくこのずる賢いローグのことを聞いたことはないだろう。彼女の手柄はブラクロス家の中にいる我々の仲間によって厳守されているからだ。ガリスは歴史の中でもっとも大きな盗みのいくつかに関与している――それらは全てブラクロス家が保有していたものだ。一家はこの颯爽とした盗人と何年もの間確執を持ち続けている。しかし彼女は"大集会"に参加しミシェリア・ブラクロスと会う機会を作るため、彼女の不正利得の全てを返そうとしているらしい。彼女の出席にはグァリル・カレーラ(訳注:Guaril Karela、アブサロム周辺におけるスクザルニの活動の黒幕。スクザルニSczarniはヴァリシアの犯罪一家)が何らかの仲介をしていることに疑いの余地はない。
ミヒャエル・ホウファー:今年の"集会"に彼が参加するという報告を我がエージェントの一人から受けるまで、この男の正体を知る一切の手がかりを持っていなかった。コルヴォサズ・アカダマエ(訳注:Korvosa's Acadamae、コルヴォサにあるウィザードの大学)の卒業生として、ホウファーはアブサロムで人目を惹く事業を行ったものの、立派な貴族の一家に下級の呪文を売ることにそのほとんどの時間を費やしていた。生来へまばかりしてぱっとしない外見にもかかわらず、ホウファーは蒼玉の賢者アメノフェウス(訳注:Amenopheus、ファラオが治める国オシーリオンにいる、スパイ組織のリーダー"宝石の賢者"の一人)から出資を受けており、今回の"集会"に参加している。興味深い…
セオドリック・アルヴァティーン:私の関係の外で関係を取り去ろうとしてきたが、このセオドリック・アルヴァティーン老はタルドール(訳注:衰退しつつある大帝国)の晩年の好例である。かつて著名な貴族であったセオドリックは世界中を巡る狩りのための旅行に出向くためにタルドールを後にした。現在戦利品を見つけ終え、この老人は多くの征服行を披露するためにアブサロムに訪れた。私は最近行われた祝祭で彼に会う機会を得たが、彼の精神的な能力は…総じて今風であるとはいえない。グロリアナ・モリラ(訳注:Gloriana Morilla、タルドールの裕福な貴族階層で、タルドールの繁栄を取り戻すために現在の支配者層を排除しようと動いている)が彼を"集会"に参加させるために支援を行なっている理由は、この私が推測を始めることさえできていない。
誠実なる君へ、
グランド・マスター トーチ

グランド・マスターのトーチの言葉に加えて、アブサロムの現在の状態について多くの噂が流れている。それらの多くは卓越したパスファインダーと名高いバードであるラリウス・カルジューが集めてくれた。更に時が経てばより多くの噂を集めてこられると思う。

結束せよ子供達、夏の日の出の時刻にアブサロムについての話――私が賭けてもいい――を聞くのだ。

ケルンランド(訳注:Cairmlands、無数の小次元界が収められた危険な浅瀬)から恐ろしい影が伸びてくる際には、人々は家で隠れられるように、早く床につこうとする。何かまずい魔法の働く、大がかりな攻城塔のようなものなのではないかと私は考えている。おそらく、そこから未だ返ってきた冒険者はいない。この塔は夕方の遅い時間にのみ現れ、夜半過ぎまで存在している。一日中叫び声が聞こえるというものもいるが、現実よりもずっと大げさに聞こえるように他のバードたちが誇張しているだけだと思うね!
もっと陽気な話をしよう。アブサロムの大動物園が工事のため現在閉鎖中だ。見たところ、監視人はこの新しい補修工事はジャングル・ウィング用にさらなる空間を準備するためじゃないかと睨んでいる。私個人としては大動物園が再開されるまでには戻りたいものだね。虎をかわいがろうとする子供を見れるところは他にないからね!
大動物園は南から風変わりな魔獣を最近仕入れたと言う話も聞いた。でもこの情報を誰もが秘密にしているようだね。
ラリウス

Mike Brock
 Pathfinder Society Campaign Coordinator

Suitors and Rumors, Part 1
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5ldir?Suitors-and-Rumors-Part-1
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訳注入れてたらすごい手間取ったorz

ということで、相変わらず日本人には全く縁の無い"大集会"の追加情報ですよ!

今回は各陣営から参加するスペシャル・ゲストのご紹介。
書いてある人全員、後ろにすごい人物がいるのですよね。ファラオの国オーシリオンもしっかり噛んできてるぜ。

後半は噂特集なんですが、アブサロムって近くに小さい次元界がぽこぽこ浮かんでる浅瀬があるのね。危険だわ…
そこから妙な影が伸びてきてるってんだからそりゃもう事件の臭いですよ!

大動物園 / Menagerie まであるアブサロムで、君も"大集会"に参加せよ!

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