2013年8月20日火曜日

願い事に気をつけて

2013/08/17 土曜日
Illustration by Damien Mammoliti

私のキャラクターの話をさせてほしい。James Jacobsの"蠍神の砂 / Sands of the Scorpion God"キャンペーンで、私はシックル二刀流のキャットフォーク・レンジャー/ローグをプレイしている。彼の名前はプラール / Pr'ral。彼はロヴァググ / Rovagugの邪悪な教信者によって支配されていた地下都市に潜入した仲間を救ったが、質の悪いアンブラル・ドラゴンによって全員が盲目かつ弱体化し、ほとんど瀕死の状態となったときに捕らえられた。闘技場に参加させられ巨人に乗るモーロックや他の恐ろしい敵達と戦わさせられた。闘技場の最終ラウンドで、ベジラク / Bezilakと名乗る強力なグラブレズ・デーモンと対峙させられた。彼は我々と一緒に床をモップがけした。

私の仲間が意識不明で血まみれになったり逃げ去った状況で、プラールは彼らを助けるたった一つの存在だった。だから私はデーモンと契約をした。テレパシーでやりとりした上で同意にいたり、その通りになった。私は仲間を群集の前で死に至らせることから救い出した。だがその対価は高くついた。

私の属性は混沌にして中立から混沌にして空くに変化した。そして今や、ベジラクと私はとてつもなく親密な間柄となった。この合意の詳細はJamesと私を除いて明かされることはなく、それ故に彼らとともに行くことはないだろう。しかし言うまでもなく、プラールは現在、友を救う前とは非常に異なる部分を持つキャラクターである。彼は今自分のことだけを心配し、彼に同じ状況が降りかかれば、仲間のことを見捨てるだろう(あるいは、既に見捨てたか)。彼はアサシン・レベルを上げ始める。彼が見つけていないが必要な物(当時ソシス / Sothisでは使用できなかったリング・オヴ・インヴィジビリティなど)があれば、ベジラクが助けに来るだろう。

Illustration by Fabio Gorla
プラールはこの選択の過ちに気付くほど頭が十分に良いわけではないが、デーモンの陰謀に入るという気付きを私が失ったわけではない。それぞれのセッションは緊張の多いものだった。ベジラクの次の出現とプラールが彼に歌詞があることから生じる不可避の呼びかけにも気付いている。だからその時の驚きと――正直に言えば――恐怖を想像してほしい。私はPathfinder Campaign Setting: Demons Revisitedを編集した時、サンプルのグラブレズとして親密なキャラクターに触れた。そう、それがベジラクだ。その時私は(編集の過程で)、彼が本当はいかに卑劣なクリーチャーで、裏で糸を引く邪悪な存在であるかという深くくらい真実を読み込まねばならなかった。これはJames自身の、私を拷問しようというデーモンのような意図なのだろう。私がこの本の編集を終えたと気づいた時、彼は間違いなく、このことを考えていい笑みを浮かべたのだ。

デーモンがいっぱいのゲームにこの種の恐怖を加えようと画策するゲーム・マスターは、Demons Revisitedで更なるインスピレーションをいっぱい得られるだろう。NPCが招来したり無数のキャンペーンで主要な悪役となりうるデーモン種族が五万と入っているのだ。さらに、本書に掲載された10のデーモンそれぞれについて、特定のデーモン種の能力やフレーバーを反映できるように特別にデザインされたハーフデーモン・テンプレートを準備しているぞ。デーモンは気まぐれで全くの悪であり、不可解なほどに捻くれたクリーチャーだ。Pathfinder Campaign Setting: Demons Revisitedはこれまでの本には載っていなかった生のままの狂気を捕らえている。

Mark Moreland
Developer
Be Careful What You Wish For
元記事:
http://paizo.com/paizo/blog/v5748dyo5lf4o?Be-Careful-What-You-Wish-For
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ひどい目にあっとる
瀕死の状況でデーモンと契約させるなんて、なかなかダイナミックなマスタリングですね~


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